東電HDは上値指向、空売り急増で売り方と買い方のせめぎ合いの様相
東京電力ホールディングス<9501>が寄り付きカイ気配スタートとなる人気。商いを伴い頑強な値動き。前週5日に664円の高値をつけてからいったん下押したが、押し目はしっかり拾われ、足もとで再び上値指向に切り替わった。参院選は自民党が大勝し、マーケットでは岸田政権が長期化する可能性も意識されている。岸田首相はエネルギー政策として原子力発電所の活用に前向きな姿勢を示していることで、電力株への買いが続いている。とりわけ世界最大級の柏崎刈羽原発を有する東電HDは、来年にかけて再稼働に向けた思惑が株価の刺激材料となっている。一方、ファンダメンタルズ面からのアプローチで行き過ぎに買われているとの見方も根強く、空売りも急増している。今後は売り方と買い方のせめぎ合いで需給相場の様相が強まりそうだ。
出所:MINKABU PRESS
最終更新日:2022年07月11日 09時16分
出所:MINKABU PRESS
最終更新日:2022年07月11日 09時16分