東電HDは4日ぶりに大きく切り返す、信用残・証金残いずれも需給引き締まる
東京電力ホールディングス<9501>が4日ぶりに大きく切り返してきた。週明け4日に75円高と値を飛ばしたが、その後は目先筋の利益確定売りや空売り筋の売り乗せで下値を試す展開となっていた。柏崎刈羽原発の再稼働に向けた思惑が物色人気の原動力だが、一方でショートポジションを積み上げる動きも活発化している。直近1日申し込み現在の信用取組状況は、売り残が急増する一方、買い残を大きく減らしており、信用倍率1.03倍とまさに売り買い拮抗した状態にある。更に、日証金(証金残)も売り長状態に拍車がかかっており、7日現在の貸借倍率は0.48倍まで低下、需給相場の様相を一段と強めている。
出所:MINKABU PRESS
出所:MINKABU PRESS