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株価指数先物【引け後コメント】 半導体株安や来週の売り需給要因を控え、ショート優位に


大阪9月限
日経225先物 25830 -480 (-1.82%)
TOPIX先物 1837.0 -28.5 (-1.52%)

 日経225先物(9月限)は、前日比480円安の2万5830円で取引を終了。寄り付きは2万6290円と、シカゴ日経平均先物清算値(2万6390円)には届かず、小幅ながら売り先行で始まった。その後プラスに転じると、前日の下げに対する買い戻しも見られ、一時2万6500円まで買われる場面があった。だが、指数インパクトの大きい東京エレクトロン <8035> [東証P]が下落に転じるなか、ロングの解消とともに短期のショートにより急速に軟化。前場半ばにマイナスに転じると、ランチタイムに2万6000円を割り込んだ。後場に入っても弱い値動きを継続し、中盤には一時2万5810円まで下落幅を広げた。

 前場半ばには、ボリンジャーバンドの-1σを挟んだ2万6100円~2万6200円辺りで下げ渋る動きを見せていたが、この水準を下放れると下へのバイアスが強まった。米半導体株の業績不透明感が高まるなか、東京エレクトロンが3.7%安で年初来安値を更新するなど、国内の半導体株への売り圧力につながっていた。また、グローベックスの米株先物市場でNYダウが200ドルを超える下落で推移しており、ナスダック100先物も弱い値動きだったことから、週末の米国市場に対して警戒感が高まったようだ。

 後場はこれといったリバウンドは見られず、ロング解消後は断続的なショートに対して、指数インパクトの大きい値がさ株が重荷となるなか、裁定解消売りも影響したと見られる。これによりNT倍率は先物中心限月で14.06倍に低下し、一時14.04倍まで下げる場面もあった。14.10倍辺りのボトム水準を明確に下回ったため、目先的には5月10日の直近安値13.98倍がターゲットとして意識されてくるとみられ、NTショートの動きに向かわせることになりそうだ。まずは、米半導体株と国内では東京エレクトロンの底入れを見極める必要があるだろう。

 そのほか、来週は主要なパッシブ型ETFの決算日が集中しており、決算日における現物株と先物のポジション解消に伴う売りも話題となっていた。市場の観測では、先物には約5700億円のポジション解消売りが8日に発生すると予想されている。短期的な売買が中心とはいえ、売りの需給要因が控えるなかでは、ショート優位の流れになりやすいようだ。

 手口面では、日経225先物はJPモルガンが1760枚、シティが1080枚、ゴールドマンが930枚程度の売り越しに対して、ABNアムロが4000枚程度の買い越しだった。TOPIX先物はゴールドマンが2040枚、みずほが1030枚程度の売り越しに対して、ソジェンが1400枚、JPモルガンが820枚、BNPパリバが790枚程度の買い越しだった。買い方は裁定解消(現物売り・先物買い)に伴う商いであろう。

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