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ダウ平均は反発 前日の急落一服も基本的なムードに変化はなし=米国株序盤

NY株式17日(NY時間09:51)
ダウ平均   30126.56(+199.49 +0.67%)
ナスダック   10822.95(+176.85 +1.66%)
CME日経平均先物 26050(大証終比:+270 +1.04%)

 きょうのNY株式市場は前日の急落を一服させ、ダウ平均は反発して始まっている。ただ、基本的なムードに変化はなく、市場はFRBの積極利上げによるリセッション(景気後退)を警戒している。市場では、年内の景気後退はないものの、来年にかなり危険度を高めているようだ。

 今週はFRBを始め、各国中銀の利上げが相次ぎ、世界の株式はパンデミック以来の最悪の週の1つとなった。小売売上高から住宅着工まで、いくつかの重要な米経済指標が弱い内容だったことも圧迫した。

 ただ、投資家のリスク許容度は完全には失われていないようで、米大手銀の報告によると、6月15日までの1週間に米株式市場に148億ドルが流入し、6週連続のプラスとなった。下値では押し目買いを入れている可能性を示すデータではある。

 市場からは、「問題は引き締めサイクルが完全に織り込まれる前に、どこまで下落しなければならないのかということだ。利上げサイクルがいつまで続くのか、景気後退があるとすれば、どの程度なのかを投資家は自問している」との声も聞かれる。一方、底値が接近している可能性もあり、そこへ到達すれば、反発する可能性が高い。ただ、そのタイミングを計るのは非常に難しいという。

 なお、きょうは株価指数および個別株それぞれの先物とオプションの清算日、いわゆる「クアドラプル・ウィッチング」の日で、ポジション決済に伴い取引量が急増し、市場のボラティリティが高まる可能性がある。

 原油相場が大幅安となっていることからエネルギー株は下落しているものの、IT・ハイテクや銀行、産業は買い戻されている。

 アドビ<ADBE>が決算受け下落。通期見通しを下方修正したことが嫌気されている。為替変動や需要の時期的なシフト、ロシアとベラルーシでの販売停止決定が影響すると説明した。

 化粧品のレブロン<REV>が急反発。同社は今週、米連邦破産法11条の適用を申請したが、インドで繊維や石油精製を手掛けるリライアンス・インダストリーズが買収に興味を示していると伝わった。

アドビ<ADBE> 355.00(-10.08 -2.76%)
レブロン<REV> 3.36(+1.41 +72.46%)

アップル<AAPL> 132.40(+2.34 +1.80%)
マイクロソフト<MSFT> 248.57(+3.60 +1.47%)
アマゾン<AMZN> 105.64(+1.98 +1.91%)
アルファベットC<GOOG> 2149.25(+16.53 +0.78%)
テスラ<TSLA> 660.34(+21.04 +3.29%)
メタ・プラットフォームズ<META> 163.46(+2.59 +1.61%)
AMD<AMD> 82.65(+0.60 +0.73%)
エヌビディア<NVDA> 159.52(+3.51 +2.25%)
ツイッター<TWTR> 37.31(-0.05 -0.13%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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