個人投資家・有限亭玉介:中国ロックダウン後と円安メリットの注目株【FISCOソーシャルレポーター】
以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「有限亭玉介」氏(ブログ:儲かる株情報「猫旦那のお株は天井知らず」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。
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※2022年5月30日14時に執筆
株&猫ブログ「儲かる株情報『猫旦那のお株は天井知らず』」を執筆しております、有限亭玉介と申します。
ロックダウンにより上海に拠点を構えている日本の製造業は約2ヶ月間も工場の稼働停止に追い込まれ、ちょうど決算シーズンと重なった事もあり業績見通しが芳しくない企業もありました。欧米ではコロナの影響は無視して経済活動を優先させておりますので、上海のロックダウンが解ければコロナは終息ムードとなりそうです。
これまでのロックダウンを受けて中国内の景気悪化は明らかですので、秋の共産党大会へ向けた景気支援策により22年後半は景気が持ち直すとの予測も出ております。そうなれば、これまで保守的であった業績見通しも修正される可能性があるかもしれませんな。
上海のロックダウン解除を待ちわびる一方で、岸田総理は外国人観光客の受け入れを6月10日から開始すると発表しました。添乗員付きのツアー客に限定との事ですが、歴史的な円安で観光業界は期待に胸を膨らませているかもしれませんねぇ。旅行業に限らず円安メリットを受ける業界は漏れなくチェックしておきたいところです。
米金利の引き上げで景気の先行き不安が漂っていましたが、中国のロックダウン明けの景気支援策は世界経済のムードを変えられるのか注目です。人の移動が緩和されて、コロナの恩恵を受けた企業と被害を受けた企業のバランスは徐々に修正されていく事になるでしょう。22年後半は新たな相場に突入するかもしれませんな。
今回はコロナ後の内需銘柄をチェックして参ります。「ほっかほっか亭」を展開するハークスレイ<7561>は、5月16日の決算発表が増益着地すると底値から動意しました。増配も好感されており、年初来高値更新後も株価はまだ割安水準ですので物色が続くか監視です。
カラオケ「まねきねこ」でお馴染みのコシダカHD<2157>は、75日移動平均線を下値にじわじわと切り上げています。4月13日の決算(2Q)と併せて通期の上方修正を発表しており、マスク着用ムードが無くなった頃には需要拡大もあるか。
2018年にカラオケ事業の撤退を発表したシダックス<4837>は、底値圏からコロナ禍を抜けてマネーが流入しております。直近の5月16日の決算発表は増益着地で、23年3月期の経常利益も増益予想です。社員食堂やレストランなど、フードサービス事業の展開が今後拡大するか監視を強めております。
5月12日の決算発表後に底値圏から動意したベルトラ<7048>は、海外・国内の現地体験型オプショナルツアー専門の予約サイトを運営しております。観光地でのマスク義務や人数制限などが解除されれば、旅行業界の業績も段階的に回復が見込めますねぇ。
工作機械メーカー大手のDMG森精機<6141>は、円安メリットがある銘柄として監視中です。5月12日の決算発表は好調で、年間配当を10円引き上げて70円としました。同月24日付で三菱UFJモルガン・スタンレー証券は投資判断「オーバーウェイト」を継続で、目標株価を2700円から2900円へ引き上げております。
最後はソフト開発を手掛けるソースネクスト<4344>です。23年3月期は赤字縮小へ向かう見通しで、株価は底値から切り返すと25日線を上抜いております。5月26日にAI通訳アプリ「ポケトーク」の提供開始を発表すると、好感されて年初来高値を更新しました。インバウンド復活が本格的になった折にはさらに期待もありそうですねぇ。
さて、ちょっとお話が長くなりましたが、あたくしのブログではそんな「今強含んでいる個別株・テーマ株」を紹介しています。お暇があれば覗いてみてやってください。愛猫「なつ」と共にお待ち申し上げております。
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執筆者名:有限亭玉介
ブログ名:猫旦那のお株は天井知らず
《TY》
提供:フィスコ