話題株ピックアップ【夕刊】(1):メルカリ、ソニーG、ファナック
■パイオラックス <5988> 1,680円 +300 円 (+21.7%) ストップ高 本日終値 東証プライム 上昇率トップ
パイオラックス<5988>が後場急騰。午後1時ごろ、中間・期末各25円の年50円としていた23年3月期の配当予想を中間60円・期末67円の年127円にすると発表しており、これが好感された。これまで安定配当の継続をベースとしていた配当政策を、弾力的な利益還元を行うように変更したことが要因。また、23年3月期から25年3月期までの3期間は、連結配当性向100%を目標に配当を実施するとしている。
■メルカリ <4385> 2,092円 +160 円 (+8.3%) 本日終値
東証マザーズ指数が急反発に転じている。全体相場は主力大型株中心に買い戻しの動きが鮮明となっているが、中小型株への買いも足もとで目立っている。マザーズ指数は今月12日に620台で底入れを確認後も戻りの鈍い状況が続いていたが、きょうはリバウンドを鮮明としている。マザーズ指数への影響度の大きい時価総額上位銘柄ではメルカリ<4385>が一時9%超の大幅高で2100円台まで上値を伸ばしており、同指数の上昇を後押ししている。このほか、ビジョナル<4194>、フリー<4478>、JTOWER<4485>など旧マザーズ銘柄の主力株が軒並み高い。
■ブロードリーフ <3673> 387円 +22 円 (+6.0%) 本日終値
ブロードリーフ<3673>が大幅反発。光通信<9435>が27日の取引終了後、財務省に提出した大量保有報告書で、光通信のブロドリーフ株式の保有割合が5.08%となり、新たに5%を超えたことが判明したことを受けて、需給思惑的な買いが入ったようだ。保有目的は純投資という。なお、報告義務発生日は5月20日。
■ソニーグループ <6758> 11,995円 +570 円 (+5.0%) 本日終値
ソニーグループ<6758>が3日続伸。5月26日から27日に開催した事業説明会で、イメージセンサーの生産能力アップなどを発表した。主力の長崎工場(長崎県諫早市)で、今年7月に拡張部分の稼働を開始するほか、更なる拡張に向けた工事を5月に着工しているという。また、同説明会では家庭用ゲーム機「プレイステーション5」(PS5)の増産なども発表しており、これらが好感されている。
■ファナック <6954> 21,315円 +950 円 (+4.7%) 本日終値
ファナック<6954>が900円を超える上昇で2万1000円台を回復したほか、SMC<6273>、キーエンス<6861>、安川電機<6506>、ダイフク<6383>、などFA関連株に買いが集まっている。中国経済の減速感が指摘されるなかも、足もとでは中国政府による景気下支え策に対する期待感も浮上している。そうしたなか、上海市が経済活動の全面的再開に向けた総合対策を週央の6月1日に施行することを発表した。これによる経済へのプラス効果を見込み、中国向け売上高比率の高い機械セクターに追い風材料となっている。
■日経レバ <1570> 14,090円 +615 円 (+4.6%) 本日終値
NEXT FUNDS 日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信<1570>が3%を超える上昇。5日・25日・75日移動平均線が収れんする1万3000円台半ばから上に放れる動きを示している。日経レバは日経平均株価に連動するETFで価格変動率が2倍に基本設定されているのが特徴。全体相場のボラティリティが高まる場面では個人投資家などの参戦が活発化する傾向が強い。ここにきて米国株市場が急速な戻り局面に移行しており、東京市場もこれに追随する動きをみせている。ここ最近の日経平均は米国株との連動性が薄れていたが、きょうは前週末の米株大幅高を素直に好感する流れとなっている。日本時間今晩の米国株市場はメモリアルデーのため休場となるが、足もと米株価指数先物は堅調な値動きをみせていることもあて、買い安心感が浮上しているようだ。
■日揮ホールディングス <1963> 1,787円 +60 円 (+3.5%) 本日終値
日揮ホールディングス<1963>が反発。きょう付の日本経済新聞朝刊で「サウジアラビアの国営石油会社サウジアラムコから、原油から天然ガスを分離する設備の建設プロジェクトを受注した」と報じられており、これが好材料視された。記事によると、海外事業会社の日揮グローバルと現地法人のJGCアラビアが共同で受注し、受注金額は3000億円ほどという。設備のEPC(設計・調達・建設)を一括で請け負い、25年の完成を予定しているようだ。
■日本マイクロニクス <6871> 1,475円 +43 円 (+3.0%) 本日終値
日本マイクロニクス<6871>が続伸。前週末27日の取引終了後、韓国子会社がアドバンストプローブカードの新工場を建設すると発表しており、これが好感された。今後の半導体需要の拡大に対応する生産スペースの確保が目的で、総投資額は約250億ウォン(約25億円)。22年8月に着工し、23年6月の完成を予定している。なお、22年12月期業績への影響はないとしている。
■ユーグレナ <2931> 867円 +22 円 (+2.6%) 本日終値
ユーグレナ<2931>が反発。前週末27日の取引終了後、インターネット広告マーケティング事業を手掛けるはこ(東京都中央区)を株式交換により完全子会社化すると発表しており、これが好感された。ユーグレナが持つ直販の事業基盤、ブランド力及び資金力と、はこ社が持つ広告・マーケティングのノウハウを組みあわせることで、グループの更なる成長を実現するのが狙い。なお、業績に与える影響は現在精査中としている。
■JFE <5411> 1,589円 +33 円 (+2.1%) 本日終値
ジェイ エフ イー ホールディングス<5411>が続伸。28日付の日本経済新聞朝刊で「2024年度、二酸化炭素(CO2)排出量の少ない電炉を使って高級鋼材の生産を始める」と報じられており、これが好材料視された。記事によると、従来はCO2を大量に出す高炉でしか高級鋼材は作れなかったが、電炉で製造する高級鋼材の品質を高める独自技術を開発。脱炭素の要請が強まるなか、サプライチェーン全体でCO2排出を減らしたい自動車業界などの需要を取り込むとしている。
株探ニュース
パイオラックス<5988>が後場急騰。午後1時ごろ、中間・期末各25円の年50円としていた23年3月期の配当予想を中間60円・期末67円の年127円にすると発表しており、これが好感された。これまで安定配当の継続をベースとしていた配当政策を、弾力的な利益還元を行うように変更したことが要因。また、23年3月期から25年3月期までの3期間は、連結配当性向100%を目標に配当を実施するとしている。
■メルカリ <4385> 2,092円 +160 円 (+8.3%) 本日終値
東証マザーズ指数が急反発に転じている。全体相場は主力大型株中心に買い戻しの動きが鮮明となっているが、中小型株への買いも足もとで目立っている。マザーズ指数は今月12日に620台で底入れを確認後も戻りの鈍い状況が続いていたが、きょうはリバウンドを鮮明としている。マザーズ指数への影響度の大きい時価総額上位銘柄ではメルカリ<4385>が一時9%超の大幅高で2100円台まで上値を伸ばしており、同指数の上昇を後押ししている。このほか、ビジョナル<4194>、フリー<4478>、JTOWER<4485>など旧マザーズ銘柄の主力株が軒並み高い。
■ブロードリーフ <3673> 387円 +22 円 (+6.0%) 本日終値
ブロードリーフ<3673>が大幅反発。光通信<9435>が27日の取引終了後、財務省に提出した大量保有報告書で、光通信のブロドリーフ株式の保有割合が5.08%となり、新たに5%を超えたことが判明したことを受けて、需給思惑的な買いが入ったようだ。保有目的は純投資という。なお、報告義務発生日は5月20日。
■ソニーグループ <6758> 11,995円 +570 円 (+5.0%) 本日終値
ソニーグループ<6758>が3日続伸。5月26日から27日に開催した事業説明会で、イメージセンサーの生産能力アップなどを発表した。主力の長崎工場(長崎県諫早市)で、今年7月に拡張部分の稼働を開始するほか、更なる拡張に向けた工事を5月に着工しているという。また、同説明会では家庭用ゲーム機「プレイステーション5」(PS5)の増産なども発表しており、これらが好感されている。
■ファナック <6954> 21,315円 +950 円 (+4.7%) 本日終値
ファナック<6954>が900円を超える上昇で2万1000円台を回復したほか、SMC<6273>、キーエンス<6861>、安川電機<6506>、ダイフク<6383>、などFA関連株に買いが集まっている。中国経済の減速感が指摘されるなかも、足もとでは中国政府による景気下支え策に対する期待感も浮上している。そうしたなか、上海市が経済活動の全面的再開に向けた総合対策を週央の6月1日に施行することを発表した。これによる経済へのプラス効果を見込み、中国向け売上高比率の高い機械セクターに追い風材料となっている。
■日経レバ <1570> 14,090円 +615 円 (+4.6%) 本日終値
NEXT FUNDS 日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信<1570>が3%を超える上昇。5日・25日・75日移動平均線が収れんする1万3000円台半ばから上に放れる動きを示している。日経レバは日経平均株価に連動するETFで価格変動率が2倍に基本設定されているのが特徴。全体相場のボラティリティが高まる場面では個人投資家などの参戦が活発化する傾向が強い。ここにきて米国株市場が急速な戻り局面に移行しており、東京市場もこれに追随する動きをみせている。ここ最近の日経平均は米国株との連動性が薄れていたが、きょうは前週末の米株大幅高を素直に好感する流れとなっている。日本時間今晩の米国株市場はメモリアルデーのため休場となるが、足もと米株価指数先物は堅調な値動きをみせていることもあて、買い安心感が浮上しているようだ。
■日揮ホールディングス <1963> 1,787円 +60 円 (+3.5%) 本日終値
日揮ホールディングス<1963>が反発。きょう付の日本経済新聞朝刊で「サウジアラビアの国営石油会社サウジアラムコから、原油から天然ガスを分離する設備の建設プロジェクトを受注した」と報じられており、これが好材料視された。記事によると、海外事業会社の日揮グローバルと現地法人のJGCアラビアが共同で受注し、受注金額は3000億円ほどという。設備のEPC(設計・調達・建設)を一括で請け負い、25年の完成を予定しているようだ。
■日本マイクロニクス <6871> 1,475円 +43 円 (+3.0%) 本日終値
日本マイクロニクス<6871>が続伸。前週末27日の取引終了後、韓国子会社がアドバンストプローブカードの新工場を建設すると発表しており、これが好感された。今後の半導体需要の拡大に対応する生産スペースの確保が目的で、総投資額は約250億ウォン(約25億円)。22年8月に着工し、23年6月の完成を予定している。なお、22年12月期業績への影響はないとしている。
■ユーグレナ <2931> 867円 +22 円 (+2.6%) 本日終値
ユーグレナ<2931>が反発。前週末27日の取引終了後、インターネット広告マーケティング事業を手掛けるはこ(東京都中央区)を株式交換により完全子会社化すると発表しており、これが好感された。ユーグレナが持つ直販の事業基盤、ブランド力及び資金力と、はこ社が持つ広告・マーケティングのノウハウを組みあわせることで、グループの更なる成長を実現するのが狙い。なお、業績に与える影響は現在精査中としている。
■JFE <5411> 1,589円 +33 円 (+2.1%) 本日終値
ジェイ エフ イー ホールディングス<5411>が続伸。28日付の日本経済新聞朝刊で「2024年度、二酸化炭素(CO2)排出量の少ない電炉を使って高級鋼材の生産を始める」と報じられており、これが好材料視された。記事によると、従来はCO2を大量に出す高炉でしか高級鋼材は作れなかったが、電炉で製造する高級鋼材の品質を高める独自技術を開発。脱炭素の要請が強まるなか、サプライチェーン全体でCO2排出を減らしたい自動車業界などの需要を取り込むとしている。
株探ニュース