日経平均は323円高、寄り後はもみ合い

日経平均は323円高（9時5分現在）。今日の東京株式市場は買いが先行した。先週末の米株式市場で主要指数が大きく上昇したことが東京市場の株価の支えとなったことに加え、外為市場で1ドル＝127円30銭前後と先週末27日15時頃に比べ50-60銭ほど円安・ドル高に振れたことが東京市場の輸出株などの株価支援要因となった。また、政府が6月にまとめる「新しい資本主義」実行計画の原案を報道各社が伝えており、材料視する向きもあった。一方、先週末の日経平均が朝高の後に伸び悩み、75日移動平均線を下回って取引を終えたことから上値の重さが改めて意識されたことに加え、今週は中国の購買担当者景気指数（PMI）のほか、米国ではサプライマネジメント協会（ISM）や雇用統計が発表されることから、米中景気の方向感を見極めたいとして積極的な買いを見送る向きもあったが、寄付き段階では買いが優勢だった。寄り後、日経平均はもみ合いとなっている。

《FA》

　提供：フィスコ