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株価指数先物【寄り前コメント】 累積出来高の積み上がっているレンジを突破、ショートカバーを誘い込み、ロングの動きへ


大阪6月限ナイトセッション
日経225先物 27160 +350 (+1.30%)
TOPIX先物 1912.0 +23.0 (+1.21%)
シカゴ日経平均先物 27140 +330
(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

 27日の米国市場ではNYダウ S&P500ナスダックの主要な株価指数が上昇。

 米連邦準備理事会(FRB)がインフレ目標の基準値として重要視している4月の個人消費支出(PCEデフレーター)は、変動の大きい食品とエネルギーを除くコアPCE指数が前年同月比4.9%上昇と予想と一致し、前月の5.2%上昇から伸びが鈍化した。金融引き締め加速に対する警戒感が後退しセンチメントが改善するなか、消費関連やハイテク株を中心に買いが入った。また、米長期金利は上昇に一服感が見られており、アップル<AAPL>やマイクロソフト<MSFT>といった大型テックなども買われた。S&P500業種別指数はすべてのセクターが上昇し、自動車・同部品、半導体・同製造装置、テクノロジー・ハード・機器、メディア、ソフトウエア・サービスの強さが目立った。

 シカゴ日経平均先物(6月限)清算値は、日中大阪比330円高の2万7140円で取引を終えた。日経225先物(6月限)のナイトセッションは日中比30円高の2万6840円で始まり、開始直後につけた2万6830円を安値にリバウンドを強めており、米国市場の取引開始時には節目の2万7000円を回復。終盤にかけて2万7170円まで上げ幅を広げ、2万7160円とナイトセッションの高値圏で取引を終えた。

 日経225先物はシカゴ先物にサヤ寄せする格好から、ギャップアップで始まることになりそうだ。ナイトセッションで心理的な抵抗線として意識されていた2万7000円を終値で上回ってきた。累積出来高の積み上がっている2万6900円~2万7000円のレンジを突破してきたことでショートカバーを誘い込み、短期的にはロングに向かわせることになろう。

 週明けの米国市場はメモリアルデーの祝日で3連休となるため海外勢のフローは限られるなか、短期のヘッジファンドなどによる商いが中心となる。週末には米雇用統計の発表が控えていることもあり、積極的な上値追いの動きは期待しづらい。ただ、2万7000円を支持線に変えてくるなか、来週にメジャーSQを控えていることから、ヘッジ対応の動きによってレンジを切り上げる可能性もありそうだ。そのため、買い一巡後にこう着感が強まる局面では2万7000円水準での底堅さを見極めつつ、押し目狙いのロングスタンスに向わせよう。

 オプション権利行使価格では先週末の2万6875円を中心とした上下の権利行使価格である2万6750円~2万7000円から、本日はシカゴ先物にサヤ寄せすることで2万7125円を中心とした2万7000円~2万7250円へと一気にレンジが切り上がる。2万7250円を捉えてくるようだと、2万7500円辺りが意識されてくることになりそうだ。

 また、VIX指数は25.72に低下し、直近のボトム水準までの調整を見せてきた。いったんは反転も見込まれるものの、リスク選好に向かわせやすいなか、積極的にはショートは仕掛けづらくなったと見られる。

 なお、先週のNT倍率は先物中心限月で14.19倍だった。2万7000円固めからのレンジ切り上がりの局面においては、インデックスに絡んだ商いが先行する。指数インパクトの大きい値がさハイテク株などが指数をけん引する格好となるため、NTロングでのスプレッド狙いでの対応。さらに、75日線が位置する14.30倍辺りを狙ったポジションの積み上がりが意識されてきそうだ。

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