新興市場銘柄ダイジェスト:MDNT、GEIが大幅に3日続伸
<4417> グローバルセキュ 4130 +50
大幅に6日ぶり反発。親会社のビジネスブレイン太田昭和<9658>から2万5000株(1.25億円)を上限として自社株を取得すると発表している。発行済株式総数に対する割合は0.75%。譲渡制限付株式報酬制度のための新株発行に伴う自社株の希薄化を防ぐためで、取得した自社株は同制度に基づく株式交付に充当する予定。ビジネスブレイン太田昭和は中長期的な企業価値向上に資する施策として評価したという。
<5025> マーキュリーRI 1690 -48
大幅に3日ぶり反落。東証が24日から信用取引に関する規制措置を強化したことが嫌気されている。新規の売付及び買付に係る委託保証金率が50%以上(うち現金20%以上)となった。日証金も増担保金徴収措置を実施している。マーキュリーリアルテックイノベーター株は23日に上場来高値を記録するなど短期間に急騰したことから、利益確定売りも重なっているとみられる。
<9212> GEI 894 +148
大幅に3日続伸。新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)から委託を受けているバイオファウンドリ事業の一環として、拠点の一部の稼働を開始したと発表している。千葉県茂原市の三井化学<4183>工場にあるバイオエンジベンチと、同県木更津市のGreen Earth Instituteのインキュベーションセンターが稼働を開始した。来年春には新設のバイオファウンドリ研究所(仮称)が稼働する予定。
<3904> カヤック 953 -2
買い先行も伸び悩み、マイナス転換。ホームセンター経営のカインズ(埼玉県本庄市)と資本業務提携すると発表している。コミュニケーション戦略の推進のほか、商品やサービスの共同開発などを実施する。また、第三者割当方式でカインズに新株53万9300株(発行済株式総数の3.5%)、大和証券に新株予約権1万3000個(潜在株式数130万株)を割り当てる。調達資金の計約21.8億円は、M&A費用や重点領域への追加投資に宛てる。
<3063> jGroup 556 +11
大幅に3日続伸。創業25周年記念の株主優待を実施すると発表している。対象は2月28日、8月31日の株主で、食事券を追加で贈呈する。100株以上200株未満は3000円分(通常2000円分)、200株以上600株未満は5000円分(同4000円分)、600株以上1000株未満は1万円分(同8000円分)、1000株以上は1万5000円分(同1万2000円分)。記念優待が株主還元策として素直に好感され、買いが集まっているようだ。
<2370> MDNT 52 +3
大幅に3日続伸。自己脂肪組織由来の間葉系幹細胞(ASC)の加工技術を確立し、第19回日本免疫治療学会学術集会で自社技術で加工したASCの特性解析結果を発表している。ASCは、移植片対宿主病、脊髄損傷、クローン病に伴う複雑痔瘻の治療製品として臨床使用されており、骨や軟骨に対する疾患、心臓疾患、肝疾患、糖尿病等に対する臨床研究も進められており、間葉系幹細胞治療への期待が高まっているという。
《ST》
提供:フィスコ