ファーマF Research Memo(7):財務の健全性は良好
■ファーマフーズ<2929>の業績動向
3. 財務状況
2022年7月期第2四半期末の資産合計は前期末比5,829百万円増加の26,774百万円となった。これは主に、BtoC事業の販売拡大等により商品及び製品が1,611百万円、明治薬品子会社化に伴い有形固定資産が2,929百万円、ロート製薬及び三洋化成工業の株式取得等に伴い投資有価証券が1,008百万円それぞれ増加したこと等による。負債合計は同5,096百万円増加の17,574百万円となった。これは主に、広告宣伝費の増加等により未払金が1,888百万円、コミットメントライン契約に基づく借入実行により短期借入金が5,000百万円それぞれ増加した一方で、未払法人税等が1,459百万円減少したこと等による。純資産合計は親会社株主に帰属する四半期純利益の積み上げにより同733百万円増加の9,199百万円となった。この結果、自己資本比率は同6.0ポイント低下して34.4%となった。
売上高の急拡大に伴ってバランスシート全体が膨張したため自己資本比率が低下したものの、積極投資により「利益回収の早期化」と「利益水準の上昇」が続いていることを勘案すれば、財務の健全性は良好と言えるだろう。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)
《YM》
提供:フィスコ