ヒロセ電は急動意で底値離脱加速へ、好決算発表と大幅増配・自社株消却受け買い人気
ヒロセ電機<6806>が急動意。4月27日に1万5720円の年初来安値をつけたが、その後は底入れ反転の動きを明示、きょうはカイ気配スタートで5日移動平均線を足場に一気に水準を切り上げる展開をみせている。同社が前週末6日に発表した22年3月期決算は営業利益が前の期比46%増の407億6500万円と急拡大し、大幅に過去最高利益を更新した。産業機器や自動車用コネクターの需要が高水準だったほか、円安による為替メリットも発現した。更に23年3月期も前期比8%増の440億円を予想しており、伸び率こそ鈍化するものの連続ピーク益更新見通しにある。また、株主還元にも積極的な姿勢をみせ、前期配当を従来計画から120円上乗せした440円(前の期実績は240円)としたほか、発行済み株式数2.49%相当の94万8853株の自社株を消却することも併せて発表しており、これを好感する買いが集まっている。
出所:MINKABU PRESS
出所:MINKABU PRESS