<動意株・28日>(大引け)=トヨタ紡織、フジプレアム、ブロメディアなど
トヨタ紡織<3116>=後場一段高。同社はきょう午後2時頃に、23年3月期通期の連結業績予想を公表。営業利益の見通しを前期比29.4%増の780億円としたほか、年間配当計画を前期比6円増配の70円としていることが好感されているようだ。売上高は同10.5%増の1兆5700億円を予想。部品不足に起因する減産リスクや原材料及び輸送費の高騰などが懸念されるものの、グローバルでの需要回復を見込んでいる。なお、想定為替レートは1ドル=115円、1ユーロ=130円としている。
フジプレアム<4237>=急動意。一時11.9%高の394円と値を飛ばし年初来高値を更新した。光学フィルターの大手で、独自の精密貼合技術を生かし、パネルディスプレー関連分野などで商品競争力が高い。OEM供給を主軸に太陽電池にも注力している。ペロブスカイト太陽電池については京都大学とともに、今年3月まで協業体制で精力的に開発に取り組んだ実績がある。22年3月期営業利益は大幅上方修正を経て、7億100万円(前の期比2.3倍)と急拡大を見込んでいる。
ブロードメディア<4347>=一時ストップ高。通信制高校など教育コンテンツ配信やクラウドゲーム事業を手掛けるが、業績は急拡大途上にある。27日取引終了後に発表した22年3月期の営業利益は前の期比83%増の8億7600万円と高変化を示し、更に23年3月期は前期比14%増の10億円と2ケタ成長を継続する見通しとなった。好決算を背景に22年3月期は9期ぶりの復配に漕ぎつけ、年25円配を実施する。23年2月期は5円増配の30円を計画し、配当利回りは時価換算で3%を超える。株価は1月末から2月上旬にかけて急騰を演じ、2月10日に1009円の年初来高値をつけたものの、その後は一貫して下値を切り下げる展開にあった。きょうはマドを開けて一気に水準を切り上げている。
フューチャー<4722>=ストップ高。同社は27日取引終了後に、22年12月期第1四半期(1~3月)の連結決算を発表。営業利益は前年同期比96.2%増の33億4100万円となり、上半期計画の50億円に対する進捗率は66.8%となった。売上高は同13.7%増の126億500万円で着地。グループのフューチャーアーキテクトで地域金融機関向け次世代バンキングシステム導入プロジェクトや人材派遣向け及び卸売業向けの基幹システム刷新案件などが順調に進行したほか、フューチャーインスペースで既存顧客システムのシステム基盤更改及びクラウド移行案件の受注が好調だったことなどが寄与した。なお、上半期及び通期の業績予想は従来見通しを据え置いている。
さくらインターネット<3778>=切り返し急。独立系のデータセンター運営大手でクラウドサービスを主力としているが、今期は官民で活発化するデジタルトランスフォーメーション(DX)投資需要を取り込みクラウド案件が伸びて業績を押し上げる見通し。同社が27日取引終了後に発表した22年3月期の営業利益は前の期比44%減の7億6300万円と大幅減益となったが、続く23年3月期は前期比82%増の13億9000万円と急回復する見通しにある。これは21年3月期に達成した13億7200万円を上回り、過去最高営業利益を更新する見込みであり、これを評価する買いが集まった。
フタバ産業<7241>=物色人気集中。急速に底値圏離脱の動きをみせている。トヨタ系の自動車部品メーカーで骨格プレス部品を手掛け、自動車のマフラーでは国内最大手に位置する。27日取引終了後に発表した22年3月期決算は営業利益が前の期比21%減の61億1500万円と減益となったが、従来計画の50億円からは10億円以上も上振れして着地した。トップラインは2割強の増収となっている。また、23年3月期の営業利益は前期比64%増の100億円と急回復を見込んでおり、これが投資資金を呼び込んだ。旺盛な自動車需要を背景に骨格部品やマフラーの売り上げが全体業績を押し上げる見通し。更に同日、発行済み株式数の0.25%相当の23万株を上限とする自社株買いを実施することを発表、これも株高を後押ししている。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:MINKABU PRESS
フジプレアム<4237>=急動意。一時11.9%高の394円と値を飛ばし年初来高値を更新した。光学フィルターの大手で、独自の精密貼合技術を生かし、パネルディスプレー関連分野などで商品競争力が高い。OEM供給を主軸に太陽電池にも注力している。ペロブスカイト太陽電池については京都大学とともに、今年3月まで協業体制で精力的に開発に取り組んだ実績がある。22年3月期営業利益は大幅上方修正を経て、7億100万円(前の期比2.3倍)と急拡大を見込んでいる。
ブロードメディア<4347>=一時ストップ高。通信制高校など教育コンテンツ配信やクラウドゲーム事業を手掛けるが、業績は急拡大途上にある。27日取引終了後に発表した22年3月期の営業利益は前の期比83%増の8億7600万円と高変化を示し、更に23年3月期は前期比14%増の10億円と2ケタ成長を継続する見通しとなった。好決算を背景に22年3月期は9期ぶりの復配に漕ぎつけ、年25円配を実施する。23年2月期は5円増配の30円を計画し、配当利回りは時価換算で3%を超える。株価は1月末から2月上旬にかけて急騰を演じ、2月10日に1009円の年初来高値をつけたものの、その後は一貫して下値を切り下げる展開にあった。きょうはマドを開けて一気に水準を切り上げている。
フューチャー<4722>=ストップ高。同社は27日取引終了後に、22年12月期第1四半期(1~3月)の連結決算を発表。営業利益は前年同期比96.2%増の33億4100万円となり、上半期計画の50億円に対する進捗率は66.8%となった。売上高は同13.7%増の126億500万円で着地。グループのフューチャーアーキテクトで地域金融機関向け次世代バンキングシステム導入プロジェクトや人材派遣向け及び卸売業向けの基幹システム刷新案件などが順調に進行したほか、フューチャーインスペースで既存顧客システムのシステム基盤更改及びクラウド移行案件の受注が好調だったことなどが寄与した。なお、上半期及び通期の業績予想は従来見通しを据え置いている。
さくらインターネット<3778>=切り返し急。独立系のデータセンター運営大手でクラウドサービスを主力としているが、今期は官民で活発化するデジタルトランスフォーメーション(DX)投資需要を取り込みクラウド案件が伸びて業績を押し上げる見通し。同社が27日取引終了後に発表した22年3月期の営業利益は前の期比44%減の7億6300万円と大幅減益となったが、続く23年3月期は前期比82%増の13億9000万円と急回復する見通しにある。これは21年3月期に達成した13億7200万円を上回り、過去最高営業利益を更新する見込みであり、これを評価する買いが集まった。
フタバ産業<7241>=物色人気集中。急速に底値圏離脱の動きをみせている。トヨタ系の自動車部品メーカーで骨格プレス部品を手掛け、自動車のマフラーでは国内最大手に位置する。27日取引終了後に発表した22年3月期決算は営業利益が前の期比21%減の61億1500万円と減益となったが、従来計画の50億円からは10億円以上も上振れして着地した。トップラインは2割強の増収となっている。また、23年3月期の営業利益は前期比64%増の100億円と急回復を見込んでおり、これが投資資金を呼び込んだ。旺盛な自動車需要を背景に骨格部品やマフラーの売り上げが全体業績を押し上げる見通し。更に同日、発行済み株式数の0.25%相当の23万株を上限とする自社株買いを実施することを発表、これも株高を後押ししている。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:MINKABU PRESS