空運株が値下がり率トップに売られる、買い戻し一巡し実勢悪で見送りムードに
日本航空<9201>、ANAホールディングス<9202>など空運株の下げが目立っており、TOPIXベースの業種別騰落では33業種中で下落率トップとなっている。国内外で新型コロナウイルスの感染拡大には歯止めがかかっているものの、収益環境の改善を見込んだ買いは限定的となっている。市場では「空運株は空売りの買い戻しなど需給的要因で3月中旬から下旬にかけて戻り足を強めていたが、目先は買い戻しが一巡した感がある。実態面ではJAL、ANAHDとも今のところ最終赤字から脱却できない状況で、実需の買いが見込めない弱みがある」(中堅証券ストラテジスト)という指摘が出ていた。
出所:MINKABU PRESS
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