大平金は7連騰で7年7カ月ぶり高値、ニッケル価格の大幅続伸で買い人気集める
大平洋金属<5541>が7連騰。この日は一時、前日に比べ6%超高の4585円まで買われ14年8月以来、7年7カ月ぶりの水準に上昇した。24日のロンドン金属取引所(LME)でニッケル価格は15%高となり、2日連続で値幅制限いっぱいまで上昇したと伝わった。価格は1トン=3万7200ドル台となっている。ニッケル価格は、中国大手ニッケル・ステンレスメーカーの手仕舞いに絡んだとみられる売買で今月上旬に一時10万ドル台まで急騰。その後、取引停止を経て16日から値幅制限を導入して売買を再開した。売買再開後は連日で値幅制限いっぱいまで下落したが、足もとでは反発に転じている。ニッケル価格は年初に2万ドル前後で推移していたが、ロシアからの供給懸念が膨らむなか価格は乱高下しながらも急上昇基調にある。ニッケル価格の上昇は大平金の収益向上につながるとみられており買い人気を集めている。
出所:MINKABU PRESS
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