三菱商など総合商社株に投資マネーの流入加速、上場来高値更新が相次ぐ状況に
三菱商事<8058>が全体相場に逆行し、2月17日につけた上場来高値4122円を払拭したほか、伊藤忠商事<8001>、丸紅<8002>なども前週4日につけた最高値を更新するなど、総合商社株への資金流入が勢いを増している。原油市況の騰勢が加速しており、WTI原油先物価格は前週末終値ベースで前日比8ドル高と暴騰し、1バレル=115ドル台まで一気に水準を切り上げた。これは企業の経営コスト上昇につながり、企業業績全体にはマイナス要素が大きいが、資源関連株や石油元売り株のほか、資源開発事業を手掛ける総合商社株にとってはポジティブ材料として捉えられている。
出所:MINKABU PRESS
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