三社電機は売り優勢、4~12月期営業利益3.7倍化も織り込み済み
三社電機製作所<6882>は売り優勢の展開。年初から一貫して下値を探る展開を強いられ、5日移動平均線を上値抵抗ラインとする下げトレンドが続いている。半導体モジュールや電源デバイスを主力展開し、金属表面処理用電源では国内トップの実績を持つ。筆頭株主でEV用2次電池開発に傾注するパナソニック<6752>とは業務連携してSiC製デバイスの開発などで先駆している。27日取引終了後に発表した22年3月期第3四半期(21年4~12月)決算では営業利益が前年同期比3.7倍の5億6000万円と急拡大した。しかし、好業績は事前に織り込みが進んでいたとみられ、これをポジティブ材料視する動きは限定的だった。
出所:MINKABU PRESS
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