鉄人化計画がカイ気配スタート、前8月期営業損益の大幅縮小を好感し短期資金が攻勢
鉄人化計画<2404>が寄り付き大口の買い注文に値がつかず、カイ気配スタートで大きく水準を切り上げる展開となった。同社は首都圏でカラオケルームを運営するほか飲食事業を展開しており、昨年来新型コロナウイルスの影響で収益環境は逆風に晒されていた。しかし、足もとは改善傾向がみられる。前週末15日取引終了後に発表した21年8月期決算は営業損益が1億4400万円の赤字だった。前期は8億1500万円の赤字であったが、そこから6億円以上の損失幅縮小となった。新型コロナの感染第5波が収束したことで当面は集客数の増加が見込まれる。22年8月期業績見通しについては開示していないものの、決算内容の改善を受けて上値を見込んだ短期資金の攻勢や空売りの買い戻しを誘発している。
出所:MINKABU PRESS
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