クリレスHDがカイ気配のまま水準切り上げ、今2月期業績急回復で過去最高利益更新へ
クリエイト・レストランツ・ホールディングス<3387>は寄り付き大口の買い注文に値がつかず、カイ気配のまま水準を切り上げている。外食業界で立地に応じた業態を展開し、商業施設内に飲食店やフードコートなどを運営するが、足もとでは新型コロナウイルスの感染第5波の収束に伴い収益環境が大きく改善している。14日取引終了後に22年2月期業績予想の修正を発表、営業利益は従来予想の55億円から108億円(前期は141億8100万円の赤字)と大幅増額しており、一気に過去最高利益更新となることで、これがポジティブサプライズとなった。時短協力金の計上に加え、足もとでの店舗売り上げの回復、合理化効果などが発現する見通し。未定だった年間配当も4円50銭と2期ぶりに復配する計画で、これも物色人気を助長している。
出所:MINKABU PRESS
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