天昇電気工業---21年3月期は売上高が155.57億円、売上拡大に向け営業強化等に取り組む
天昇電気工業<6776>は14日、2021年3月期連結決算を発表した。売上高が前期比15.2%減の155.57億円、営業利益が同72.1%減の2.91億円、経常利益が同70.8%減の2.98億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同77.3%減の1.58億円となった。
新型コロナウイルス対策として、在宅勤務や交代勤務の実施などにより感染リスクの軽減に努める一方、引き続き売上拡大に向け営業強化を図るとともに工程改善、生産効率の向上及び原価低減に取り組んだ。
日本成形関連事業の売上高は前期比16.5%減の132.49億円、セグメント利益は同92.4%減の0.50億円となった。新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、納入先である自動車メーカーの完成車工場で操業停止や減産が行われた。
中国成形関連事業の売上高は前期比18.4%減の3.61億円、セグメント利益は同75.0%減の0.10億円となった。新型コロナウイルス感染症拡大の影響及び新規案件の日程遅れ等による影響を受けた。
アメリカ成形関連事業の売上高は前期比5.1%減の16.56億円、セグメント利益は同81.0%減の0.21億円となった。新型コロナウイルス感染症拡大の影響及び家電等の需要が減少した。
不動産関連事業の売上高は前期比0.2%減の2.89億円、セグメント利益は同10.6%増の2.47億円となった。相模原市、伊那市の賃貸建物及び二本松市所在の土地から構成されている。
2022年3月期通期の連結業績予想については、新型コロナウイルス感染症拡大及び自動車業界の半導体供給不足の影響により、現段階で合理的な業績予想の算定を行うことが困難なことから未定とし、今後、業績予想の算定が可能となった段階で速やかに公表するとしている。
《ST》
提供:フィスコ