シャープが商い膨らませ急反発、前3月期営業6割増益で今期も大幅伸長見込む
シャープ<6753>が商い増勢のなか急反発に転じている。売買高は既に300万株を超え前日の終日分を早くも上回っている。同社は11日取引終了後、21年3月期決算を発表したが、営業利益は前の期比62%増の831億1200万円と急拡大した。コロナ禍で消費者の巣ごもり需要が喚起されるなか、単価の高いテレビや特需が発生した空気清浄機などの販売好調で全体収益を押し上げる格好となった。企業のリモートワーク導入加速を背景にパソコンなどの情報関連機器が伸びたことも貢献した。更に22年3月期業績については営業利益段階で前期比22%増の1010億円を予想。14年3月期以来の1000億円台乗せを見込むことで、これを好感する買いが集中した。
出所:MINKABU PRESS
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