ファストリテは2000円超の上昇、日銀ETFショック織り込み決算発表に思惑も
ファーストリテイリング<9983>はマドを開けて買われ、2000円を超える上昇と強調展開をみせている。前場は2600円以上高い場面があった。3月の米雇用統計を受けて、米国を中心とする世界景気回復への思惑が一段と強まり、日経平均は堅調な米株価指数先物を横にらみに上値指向を続けている。そのなか、日経平均寄与度の高い同社株の貢献は大きく、後場寄り段階で日経平均を78円ほど押し上げている。3月後半には日銀のETF買いの買い入れ対象変更発表を受け一時は大きく値を崩す場面もあったが、バランスを立て直している。「日銀は出口戦略を探っているわけではなく、保有するファストリテ株式についてはそのまま。(ファストリテの)品薄感は解消されず、需給的に売られ続けるということもない」(国内証券ストラテジスト)という見方が出ている。なお、今週8日に同社の今上期決算発表が予定されており、これに対するマーケットの関心も高い。
出所:MINKABU PRESS
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