ファストリが後場急落、日銀ETFの購入対象をTOPIX連動のみに変更を嫌気
ファーストリテイリング<9983>が後場急落。日銀は金融政策の修正を発表し、原則年6兆円としていた上場投資信託(ETF)の買い入れの目安を撤廃した。上限としていた年12兆円は維持した。ETF買い入れ姿勢を柔軟化するものだが、同時に「今後、指数構成銘柄が最も多いTOPIXに連動するもののみを買い入れる」と発表。日経平均連動型のETFは対象から外れることになり、日経平均寄与度の高いファストリに売りが膨らんだ。市場では、ETF6兆円の買い入れ目安の撤廃は事前に織り込んでいたが、TOPIX連動のみとする方針は予想されておらず、ファストリにとってネガティブサプライズとなった。また、日経平均株価の寄与度の高いソフトバンクグループ<9984>や東京エレクトロン<8035>、ファナック<6954>なども軟調な値動きとなっている。
出所:MINKABU PRESS
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