高度紙が強烈な上げ足、セパレーター絶好調で新高値に急接近
ニッポン高度紙工業<3891>が大幅高で3連騰、270円高の3375円と新高値目前まで買われる場面があった。前週末に日経平均が1200円強の急落となる場面でも上値指向を堅持しており、その頑強な値運びに注目が集まっている。アルミ電解コンデンサー向けにセパレーター(絶縁紙)を生産、世界シェア6割という圧倒的な商品競争力を有している。21年3月期営業利益については期中2度にわたる増額修正を行い、直近開示した予想で前期比2.5倍の25億円を見込んでいる。米中両国をはじめとする自動車販売の回復を背景に車載向け需要が急増、電池用セパレーターでは海外で電気二重層キャパシタ向けなどが伸びて収益に貢献している。今後中期的にも世界的なエコニーズを追い風に風力向けなどを中心に需要獲得が見込まれている。
出所:MINKABU PRESS
最終更新日:2021年03月01日 13時46分
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最終更新日:2021年03月01日 13時46分