サイボウズ5連騰で上場来高値、トヨクモに物色人気集中で含み益拡大期待
サイボウズ<4776>が5連騰で上場来高値更新、全体地合い悪のなか175円高の3685円まで買われる人気となった。きょうの高値まで5営業日合計で600円の上昇と異彩を放っている。きょうマザーズ市場に新規上場した法人向けクラウドサービスなどを手掛けるトヨクモ<4058>は大量の買い注文を集め気配値を切り上げている。公開価格2000円に対し「少なくとも数倍化する公算が大きい」(国内証券アナリスト)との見方が強く、きょう取引時間中に商いが成立する可能性は低い。サイボウズはこのトヨクモの第2位株主で、同銘柄上場に伴う一部株式売り出しで20年12月期第3四半期に投資有価証券売却益を特別利益として3億9800万円を計上するが、保有を続ける株式についても大幅な含み益の発生が見込まれる。サイボウズやトヨクモをはじめクラウドサービスを展開する企業はコロナ禍にあっても成長トレンドに変化がなく、投資対象として人気が集まりやすい強みがある。
出所:MINKABU PRESS
出所:MINKABU PRESS