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【市況】【北浜流一郎のズバリ株先見!】 ─ 成功の潮流はここにあり!菅・仕事内閣の発進で見直し進む関連株

株式アドバイザー 北浜流一郎

「成功の潮流はここにあり!菅・仕事内閣の発進で見直し進む関連株」

●GAFAMへの投資成功システムに異変?

 菅「仕事内閣」が発進だ。

 マスコミ各社が伝えている内閣支持率はほとんどが60%を越え、日本経済新聞とテレビ東京の調査では74%に達した。いつも政権批判の急先鋒となっている朝日新聞の調査ですら65%の高支持率であり、小泉78%、鳩山71%に次ぐ3位という高評価だ。

 もちろん支持率が高いからといって、国民の期待に応えられる実績を上げられるとは限らない。特に経済の再生に成功するかどうかはまったく分からない。

 ただ、勘違いしないようにしたいのは、東京市場がこのところ菅「仕事内閣」を歓迎した動きになっていないのは、新政権の今後への疑念や危惧からではないことである。理由は、米国市場でいわゆるGAFAM(アルファベット=グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾン、マイクロソフト)株の値動きがあまりに不安定だからだ。

 改めて書くまでもなく、GAFAM銘柄はコロナ禍のなかで揃って驚異的な上昇を演じ、米国市場だけでなく世界市場を牽引して来た。そして、その恩恵を受けた投資家は多い。しかし、いまはこの投資成功システムに異変が生じているのだ。これでは菅「仕事内閣」の誕生と発進を祝福したくてもできないのが実際だ。

 それにもともと米国の9月相場は、例年パッとせず軟調だ。今年もそうなっているところであり、この点からは特に厳しい展開になっているわけではない。いわゆる「米国の9月相場は、こんなものだよね」になる。

●やはり狙うべきは国策銘柄!

 このような状況への対処法としては為替変動の影響を受けやすい、いわゆる輸出関連株への投資は見合わせたい。上下不安定な動きを繰り返し、神経が疲れるだけになるからだ。では、どんなやり方をすればよいのか。

 私のお勧めは、やはり「国策銘柄に乗れ」になる。「国策」とはもちろん、菅内閣が取り組んだり、取り組もうとしている仕事のこと。それに関わる企業への投資が引き続き成功する確率が高くなる。

 そこで、具体的にはこれまでGoToトラベル関連株、GoToイート関連株を取り上げてきたが、すべてを網羅したわけではなく、新規に次のような銘柄を加えたい。

 まずは、カカクコム <2371> になる。GoToイートキャンペーンでポイントを取得するには、オンライン予約サイト経由で予約・訪店するシステムになっている。カカクコムは予約サイト「食べログ」を運営しており、今後、利用者が着実に増加すると見てよい。

 同様の観点からリクルートホールディングス <6098> がある。同社は「ホットペッパーグルメ」を運営している。

 次は来年を待つ飲食店だ。その数は多すぎて銘柄を絞りにくいので、我が家の近くにあって、自分でも行きたい飲食店を取り上げておこう。

 まずは、串カツ田中ホールディングス <3547> だ。賃貸料の安い立地へ出店し拡大してきたものの、コロナの影響は避けられず苦戦に陥っていた。しかし、これから年末に向けて来店客増は必至だ。その中には私と家族も……。

 牛丼の「すき家」、うどんの「なか卯」、 回転寿司の「はま寿司」などを運営するゼンショーホールディングス <7550> も株価が高値で一服中なので魅力的だ。

 回転寿司最大手ながら株価はやや動きが重いスシローグローバルホールディングス <3563> も、急騰は無理ながらスローペースな浮上なら見込める。

 他銘柄は視点を変えよう。歯愛メディカル <3540> [JQ]になる。 歯科向け製品の製造販売に強く、実に全国6万軒の歯科医に納品しているのは素晴らしい。

 同じく歯科関連株では歯科用治療器に強いマニー <7730> があり、こちらも回復途上と見てよい。

2020年9月18日 記

株探ニュース

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