ソフトバンクGが断トツの売買代金こなし反発、強力な自社株買いで買い戻し誘発
ソフトバンクグループ<9984>が反発、ここ急速に上値追い態勢にあったが、前週末10日はさすがに利益確定売り圧力が強まり終盤に値を消した。しかし、きょうは朝方から大口の買い注文が入りギャップアップしてのスタートとなっている。売買代金は東証1部上場銘柄のなかで相変わらず群を抜いており、市場の注目度の高さを物語る。世界的な新型コロナウイルスの感染拡大に伴う投資先企業の価値減少が収益にダメージを与えたが、保有株の売却などによる財務体質の改善や積極的な自社株買いが株価を押し上げた。6月17日から6月末にかけ5月に決議した取得枠設定に基づき総額1000億円を超える自社株買いを実施したことを発表している。6月にも5月同様に5000億円の新規設定枠を設けており、改めて同社の株価対策への本腰を入れた取り組みが意識されるなか、空売り買い戻しを誘発する形となっている。
出所:MINKABU PRESS
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