NESICは新高値、20年3月期業績上振れ着地と1対3株式分割を好感
NECネッツエスアイ<1973>は大幅続伸し、一時前日比10.3%高の5050円に買われた。きょうの前引け後に発表した20年3月期連結決算が、売上高3036億1600万円(前の期比9.2%増)、営業利益162億4500万円(同27.2%増)、純利益94億2200万円(同6.0%増)となり、営業利益が会社側計画の150億円を上振れて着地したことが好感されている。なお、従来40円と予定していた期末配当について2円増の42円とし、通期では82円とした。前の期実績に対しては4円の増配となる。
働き方改革に関連したICTサービスやホテル向けネットワーク構築を中心としたデジタルソリューション事業の拡大に加え、消防救急システム・防災行政無線システムやメガソーラーなどの国内施工、保守・運用の両面でエンジニアリング&サポートサービス事業が拡大した。また、売上高の増加に伴う固定費の効率が向上したことに加え、組織横断的な人材活用を通じたリソース効率の向上やプロジェクト管理の徹底などで、収益性改善効果が想定以上に進展していることが利益を押し上げたという。
同時に、5月31日を基準日として、1株を3株に株式分割すると発表しており、これも好材料視されている。投資単位あたりの金額を引き下げることで、投資家の利便性の向上及び株式の流動性の向上を図ることを目的としている。
なお、21年3月期の連結業績予想について、現時点では新型コロナウイルスによる影響が業績に与える不確定要素が大きく、合理的に算定することが困難なため未定としている。
出所:MINKABU PRESS
最終更新日:2020年04月28日 14時27分
働き方改革に関連したICTサービスやホテル向けネットワーク構築を中心としたデジタルソリューション事業の拡大に加え、消防救急システム・防災行政無線システムやメガソーラーなどの国内施工、保守・運用の両面でエンジニアリング&サポートサービス事業が拡大した。また、売上高の増加に伴う固定費の効率が向上したことに加え、組織横断的な人材活用を通じたリソース効率の向上やプロジェクト管理の徹底などで、収益性改善効果が想定以上に進展していることが利益を押し上げたという。
同時に、5月31日を基準日として、1株を3株に株式分割すると発表しており、これも好材料視されている。投資単位あたりの金額を引き下げることで、投資家の利便性の向上及び株式の流動性の向上を図ることを目的としている。
なお、21年3月期の連結業績予想について、現時点では新型コロナウイルスによる影響が業績に与える不確定要素が大きく、合理的に算定することが困難なため未定としている。
出所:MINKABU PRESS
最終更新日:2020年04月28日 14時27分