<注目銘柄>=タツモ、来期は再成長期入りに期待
タツモ<6266>は、業績回復から来期以降の成長期待を十分に織り込んでいるとはいえず、更なる上値への期待が高い。
半導体装置受注高が第3四半期時点で前年同期比77.8%増の27億600万円に増加していることに注目したい。車載用パワー半導体では基板となるウエハーの大口径化が進んでおり、それに伴う加工(ウエハー固定、薄化、剥離、洗浄)難易度の向上が同社の支持体剥離洗浄装置の引き合いを強めていると推測される。また、半導体後工程向け受注についても、前工程であるメモリー投資の本格再開などから20年後半あるいは21年には好転すると想定され、それに伴い業績は回復基調を強めよう。
19年12月期は、会社計画では営業利益10億5100万円(前の期比35%減)ながら、市場予想では13億円前後が見込まれ、上振れの可能性もある。また、20年12月期は同19億円を見込む調査機関もあり、業績は回復から再成長期入りへと向かいそうだ。(仁)
出所:MINKABU PRESS
半導体装置受注高が第3四半期時点で前年同期比77.8%増の27億600万円に増加していることに注目したい。車載用パワー半導体では基板となるウエハーの大口径化が進んでおり、それに伴う加工(ウエハー固定、薄化、剥離、洗浄)難易度の向上が同社の支持体剥離洗浄装置の引き合いを強めていると推測される。また、半導体後工程向け受注についても、前工程であるメモリー投資の本格再開などから20年後半あるいは21年には好転すると想定され、それに伴い業績は回復基調を強めよう。
19年12月期は、会社計画では営業利益10億5100万円(前の期比35%減)ながら、市場予想では13億円前後が見込まれ、上振れの可能性もある。また、20年12月期は同19億円を見込む調査機関もあり、業績は回復から再成長期入りへと向かいそうだ。(仁)
出所:MINKABU PRESS