マーケットエンタープライズ---スノーモービル世界大手メーカーであるポラリスの日本法人と業務提携
マーケットエンタープライズ<3135>は5日、スノーモービルの世界大手メーカーである米Polaris Inc.の日本法人ポラリスジャパンと業務提携を行い、顧客がスノーモービル購入時に、所有の中古スノーモービルを下取りする公式プログラムを今月11 月より共同で実施することを発表。
この下取プログラムは、ポラリスジャパンの正規ディーラーで展開し、下取りのメーカー・車種は問わない。正規ディーラーでのメーカーによる公式下取プログラム実施は、スノーモービル業界では初の試み。この取り組みにより、ポラリスジャパンは、国内におけるシェア拡大に努めていく。一方、マーケットエンタープライズは、同社の強みである全国均一な買取対応サービスの提供という強みを生かし、メーカーに下取りサービスを提供することで、メーカーの D2C(ダイレクトコマース)の推進に不可欠なパートナーとなるべく取り組んでいく考え。
マーケットエンタープライズは家電・音響・カメラ・楽器・パソコンの主要5カテゴリーの他、スポーツ用品等、30カテゴリーに及ぶ幅広い買い取り対応を行なっており、昨今では農機具・建機・医療機器を戦略分野と位置付け、法人向けカテゴリーの強化にも注力している。主力のネット型リユース事業に加え、メディア事業や通信事業の急成長を受けて、前期2019年6月期は営業利益4.7倍と躍進した。
今期2020年6月期の業績予想は、売上高で前期比18%増の100億円、営業利益で同32.7%増の6億円。今期も3事業すべてで増収を見込んでおり、創業以来14期連続増収の計画。利益面は来期以降の成長につながる先行投資を実施しつつも過去最高益を更新する見通しだ。
8月の本決算の発表を受けて株価は一段高の展開となり、9月30日に上場来高値3400円をつけた。足元では75日線付近への調整となっているが、11月13日には第1四半期決算の発表を控えている。好業績を背景に今年大きく株価が上昇した銘柄であるだけに、決算内容と株価動向が注目される。
《SF》
提供:フィスコ