セブン&アイが大幅3日続伸、上期営業増益と大規模なリストラ発表を好感
セブン&アイ・ホールディングス<3382>が大幅高で3日続伸している。10日の取引終了後に発表した第2四半期累計(3~8月)連結決算が、売上高3兆3132億2400万円(前年同期比0.9%減)、営業利益2051億2700万円(同2.8%増)、最終利益1106億4700万円(同9.2%増)と増益を確保したことに加えて、同時に事業構造改革を発表したことが好感されている。
総合スーパーのイトーヨーカ堂や百貨店事業の収益が悪化したが、国内コンビニエンスストアが堅調だったほか、米国コンビニ事業も好調でカバーした。なお、20年2月期通期業績予想は、売上高を6兆7410億円から6兆6880億円(前期比1.5%減)へ引き下げたが、営業利益4200億円(同2.0%増)、純利益2100億円(同3.4%増)は従来見通しを据え置いている。
同時に発表した事業構造改革では、22年度末までにイトーヨーカ堂とそごう・西武で3000人の人員を削減し、イトーヨーカ堂については33店舗でグループ内外の企業との連携や閉店を検討するほか、そごう・西武では5店舗を閉鎖するという。また、コンビニのセブン―イレブン・ジャパンでは約1000店の閉鎖・移転を進めるほか、加盟店が支払うロイヤルティーも引き下げるとしており、大規模なリストラによる収益改善への期待も買い材料視されている。
出所:MINKABU PRESS
総合スーパーのイトーヨーカ堂や百貨店事業の収益が悪化したが、国内コンビニエンスストアが堅調だったほか、米国コンビニ事業も好調でカバーした。なお、20年2月期通期業績予想は、売上高を6兆7410億円から6兆6880億円(前期比1.5%減)へ引き下げたが、営業利益4200億円(同2.0%増)、純利益2100億円(同3.4%増)は従来見通しを据え置いている。
同時に発表した事業構造改革では、22年度末までにイトーヨーカ堂とそごう・西武で3000人の人員を削減し、イトーヨーカ堂については33店舗でグループ内外の企業との連携や閉店を検討するほか、そごう・西武では5店舗を閉鎖するという。また、コンビニのセブン―イレブン・ジャパンでは約1000店の閉鎖・移転を進めるほか、加盟店が支払うロイヤルティーも引き下げるとしており、大規模なリストラによる収益改善への期待も買い材料視されている。
出所:MINKABU PRESS