＜注目銘柄＞＝ピックルス、好業績背景にした上昇基調継続へ

　ピックルスコーポレーション<2925>は、６月２５日に発表した第１四半期（３～５月）決算が大幅増益だったことから株価は急伸したが、中期的にも好業績を背景にした株価上昇基調の継続が期待できる。

　第１四半期連結決算は、営業利益が７億４５００万円（前年同期比７９．３％増）となった。「ご飯がススム」などのキムチ製品や「牛角やみつきになる！丸ごと塩オクラ」などが好調に推移したことに加えて、天候が比較的安定したことによる原料野菜の価格安定や、佐賀工場の利益改善などが業績を押し上げた。

　会社側では２０年２月期通期業績予想で、営業利益１５億８０００万円（前期比１２．１％増）の従来見通しを据え置いている。ただ、「ご飯がススム　キムチ」の発売１０周年記念キャンペーンの効果が売り上げを押し上げるほか、セブンイレブンにおける「カップデリ」シリーズでの販売増などが期待できる。佐賀工場での稼働本格化により西日本での更なるシェア拡大も見込めるため、上振れの公算は大。今期営業利益１９億円、来期２０億円を見込む調査機関もある。（仁）


出所：みんなの株式（minkabu PRESS）