<注目銘柄>=JUKI、中国関連見直しの動きに乗り底値離脱へ
JUKI<6440>が戻り波動を強めており、1000円トビ台は追撃買いのチャンスだ。工業用ミシンの世界トップメーカーで電子機器にも強い。電子部品をプリント基板に実装するチップマウンターでも実績が高い。中国向け売上比率が高いことで、米中摩擦の影響が懸念されたが、足もと米中首脳会談では貿易協議の再開で合意、米国による中国への追加関税第4弾も見送られたことを受け、同社の株価も大底圏離脱のタイミングが近い。
また、中国からアジアへのアパレル生産設備移転の動きを背景に、同社の工業用ミシンもアジア向け出荷が拡大傾向にある点は注目される。一方、中国向けチップマウンターについては今後需要が低迷する公算は小さい。中国は人件費上昇を背景に省人化のための自動化投資に積極的であり、足もと一部納入延期が発生しているとはいえ、構造的な需要はむしろ増勢にある。19年12月期営業利益73億円(前期比20%減)は上方修正される可能性があり、一転増益に転じるケースも考えられる。(銀)
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)
また、中国からアジアへのアパレル生産設備移転の動きを背景に、同社の工業用ミシンもアジア向け出荷が拡大傾向にある点は注目される。一方、中国向けチップマウンターについては今後需要が低迷する公算は小さい。中国は人件費上昇を背景に省人化のための自動化投資に積極的であり、足もと一部納入延期が発生しているとはいえ、構造的な需要はむしろ増勢にある。19年12月期営業利益73億円(前期比20%減)は上方修正される可能性があり、一転増益に転じるケースも考えられる。(銀)
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)