平山ホールディングス---1Q決算は売上高、利益ともに会社計画を上回る
平山ホールディングス<7781>は14日、2019年6月期第1四半期(18年7月~18年9月)連結決算を発表した。売上高は新規連結子会社の寄与もあって前年同期比54.5%増の48.52億円となったが、稼働日が少なかったこと、のれん償却費の増加やIoT事業の先行投資により営業利益は同66.1%減の7百万円、経常利益は同58.3%減の13百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同22.7%減の54百万円となった。のれん償却費前営業利益で見ると同48.3%増益となっており、実質ベースでは好調な業績だったと言える。
主力のインソーシング・派遣事業は台風や地震の影響が一時的に出たものの、輸送用機器、住設関連、食品関連分野を中心に受注が拡大したほか受注単価の見直しも進んだことで、2ケタ増収増益となった。また、技術者派遣事業も人材採用及び育成が順調に進み増収増益となっている。
2018年6月期通期の連結業績予想は、売上高で前期比47.1%増の200億円、営業利益で同39.9%増の3億円、経常利益で同39.7%増の3億円、親会社株主に帰属する当期純利益で同14.9%増の4億円と期初計画を据え置いた。第1四半期の利益進捗率が季節要因により低く見えるが、売上高、利益ともに会社計画を上回る順調な滑り出しとなっており、10月以降も受注は堅調に推移している。なお、特別利益として前期と同様、消費税等簡易課税差額収入の計上を予定している。
《SF》
提供:フィスコ