資生堂が急反騰、アルゴ売買の影響による前日の下げの反動
資生堂<4911>が急反騰。前日は後場取引時間中に発表した1~6月期決算発表で通期業績予想を増額修正したにも関わらず、市場コンセンサスに届かなかったことが嫌気され大きく売り込まれ、全体指数にも大きな影響を与えた。市場関係者によると「一部証券会社の目標株価引き上げなどを手掛かりに買い戻しが入った。それ以外には基本的に前日と何も変わっていないが、前日の下げ自体がアルゴリズム売買などに伴うイレギュラーな要素が大きく、きょうはその反動で上げている」(国内証券アナリスト)。もっともこの不安定な株価動向には相応の背景がある。「同社株をはじめ、足もとの業績は良くても、売り上げが中国需要に頼る比率の高い銘柄については警戒感が強いことが改めて浮き彫りとなった」(同)とも指摘されており、当面は米中貿易摩擦問題などの行方が同社株のような中国関連株(インバウンド関連株)に対するセンチメントを左右しそうだ。
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)
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