日本ライフライン---2Qも好調が持続、収益性の高い商品の伸長が寄与して2ケタ増収増益
日本ライフライン<7575>は2日、2018年3月期第2四半期(2017年4~9月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比13.4%増の202.67億円、営業利益が同42.1%増の48.58億円、経常利益が同47.2%増の50.27億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同42.7%増の33.86億円となった。
リズムディバイスにおいてMRI(磁気共鳴画像)検査に対応した心臓ペースメーカが伸長したほか、オンリーワン製品をはじめとする心房細動治療の関連商品が伸長した。また、外科関連では、2016年1月に新規参入した腹部用ステントグラフトやオンリーワン製品であるオープンステントグラフトが引き続き高い水準で成長した。さらにインターベンションでは、貫通用カテーテルや心房中隔欠損閉鎖器具が堅調に推移した。
なお、第2四半期には事業領域に関連する主要学会の開催時期が集中しており、販売への影響が予想されたが、全品目区分で期初の計画値を上回り増収となった。利益面では、仕入商品および自社製品ともに収益性の高い品目の販売が伸長していることに加え、2017年4月に連結子会社を吸収合併したことに伴う未実現利益の調整などが影響し、増益となった。
2018年3月期通期の業績予想は、売上高が前期比12.5%増の418.28億円、営業利益が同23.3%増の94.72億円、経常利益が同19.9%増の96.04億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同24.9%増の66.84億円と期初計画を据え置いている。
《TN》
提供:フィスコ