新興市場銘柄ダイジェスト:テックファムがストップ高、原田工業は年初来高値更新
<6433> ヒーハイスト 587 -150
ストップ安比例配分。18年3月期の上期及び通期業績予想の上方修正と増配を発表している。上期営業利益見通しは従来の0.68億円から1.65億円(前年同期は0.44億円)へ、通期見通しは1.55億円から2.57億円(前期は1.45億円)へと引き上げた。ただ、第1四半期(17年4-6月)を営業利益1.46億円(前期比5.4倍)と順調に通過していたため、修正後の見通しは大きく高まっていた市場の期待に届かなかったようだ。
<3935> エディア 1804 +86
朝方に一時1958円まで急伸。シリーズ10作以上、10年以上の歴史を持つアクションアドベンチャーゲーム「BALDR」シリーズで初のスマートフォン・ブラウザ向けゲームとなる「BALDR ACE(バルドエース)」を開発・配信すると発表している。配信開始予定日は未定。リリースに先立ちティザーサイトを公開しており、追加情報についてはプレスリリース及び同サイト内にて随時公表していくという。
<3625> テックファム 1624 +300
ストップ高。同社とNTTドコモ<9437>の新規事業創出プログラム「39works」はオンライン診療を実現するため、NTTドコモが実証実験を基に開発した遠隔診療サービス「MediTel」を、テックファームより11月下旬から医療機関向けに提供開始すると発表している。患者がスマートフォンアプリを用いて、オンライン診察予約、医師とのテレビ電話による診察、クレジットカードによる診察料の決済等が可能となるサービスという。
<4298> プロトコーポ 1634 -124
急落。17年4-9月期(第2四半期累計)決算とともに、18年3月期業績予想の下方修正を発表している。通期営業利益見通しは従来の45.00億円から37.00億円(前期は27.95億円)に引き下げた。整備工場向けに展開するグーピット事業(広告事業)の有料化やグー車検の新規顧客獲得に遅れが発生しているという。なお、第2四半期累計の営業利益は前年同期比34.1%増の17.95億円だった。
<6904> 原田工業 892 +40
一時920円まで上昇し年初来高値更新。11月6日付でジャスダック(スタンダード)から東証2部へ市場変更すると発表しており、材料視されたようだ。同社は1995年4月に株式を店頭公開した。
<3697> SHIFT 2183 +142
急反発。岩井コスモ証券が投資判断「A」、目標株価2500円でカバレッジを開始している。先行投資の回収局面に入る18年8月期の営業利益は前期比約2倍の大幅増益を予想。ソフトウェア市場での成長余地は大きく、同社のサービスレベルの高度化、ソフトウェアを必要とする第4次産業革命関連の需要拡大等を背景に、中期的な業績拡大が期待できるとみているようだ。
<4585> UMN 378 +80
ストップ高。塩野義<4507>と資本業務提携を行うと発表している、塩野義を割当先として新株式60万株及び第1回無担保転換社債型新株予約権付社債(潜在株式数490万株)を発行する。塩野義の持株比率は新株予約権が全て行使された場合で31.08%となる。調達する資金は差引手取概算額で約16.28億円となり、業務提携第1フェーズにおけるヒト用感染症予防ワクチンをはじめとする創薬に関する基盤技術整備などに充当する。
<9927> ワットマン 189 +15
一時ストップ高。18年3月期の上期及び通期業績予想を上方修正している。上期営業利益見通しは従来の0.03億円から0.63億円(前年同期は0.22億円の赤字)へ、通期見通しについては0.63億円から1.24億円(前期は0.01億円)へと引き上げた。上期の売上高及び売上総利益はおおむね予想水準だったが、前期から本格化した生産性向上施策による販管費削減効果が予想を上回ったという。
《DM》
提供:フィスコ