ラクオリア創薬---カリウムイオン競合型アシッドブロッカーの特許査定を発表、9月に韓国で承認申請予定
ラクオリア創薬<4579>は9日、カリウムイオン競合型アシッドブロッカー(P-CAB:Potassium-Competitive Acid Blocker)の用途に関して、特許査定の連絡を受けたと発表した。同社が創出したtegoprazan(化合物コード:RQ-00000004、CJヘルスケア株式会社化合物コード:CJ-12420)のみならず、食間伝播性収縮運動(IMC)のphase3収縮を発生させる全てのP-CABに対して、ヘリコバクターピロリ除菌薬と併用投与する薬剤としての権利が認められた。P-CABの胃酸分泌抑制及びIMCのphase3収縮の発生によって、ヘリコバクターピロリ除菌の効果及び副作用等が改善されることが期待される。
現在 tegoprazanは、ライセンス先のCJヘルスケア株式会社(CJ社)によって、韓国においてGERDを中心とした第3相臨床試験が進行中であり、本年9月に韓国当局への承認申請が行われる予定。
同社は今後もCJ社と協力し、韓国におけるtegoprazanの一日でも早い上市を目指すとともに、今後も引き続きtegoprazanを含むP-CABの知的財産の強化に注力するとしている。
《TN》
提供:フィスコ