エムアップ---1Q増収、ファンクラブサイトを事業の基盤に新規有料会員の獲得を推進
エムアップ<3661>は14日、2018年3月期第1四半期(17年4月-6月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比5.0%増の8.72億円、営業利益が同41.2%減の0.65億円、経常利益が同27.1%減の0.83億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同31.4%減の0.54億円となった。
技術及び市場動向の影響を受けにくい、ファンクラブサイトを事業の基盤に新規有料会員の獲得を推進している。新規ファンクラブサイトの開設や、既存サイトへのファンメールやサブスクリプションといった新サービスの追加によるテコ入れを実施すべく、組織体制の見直しも実施した。また、スマートフォン向けの動画など新たな事業領域の開拓を進めており、加えて、積極的な新規子会社の展開や、子会社を通じた他社との事業提携、並びに新規事業の開発にも取り組み、子会社を通じたアプリ開発等に注力している。
2018年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比13.8%減の32.00億円、営業利益が同10.3%増の4.70億円、経常利益が同0.6%増の4.70億円、親会社株主に帰属する当期純利益が3.10億円とする期初計画を据え置いている。子会社を通じた新規事業の開発など、これまで以上に迅速な事業展開を進めていく方針である。費用面では、販売に比例し増減するロイヤリティ等や、採用の強化に伴う人材関連費用の増加、子会社における新規事業への先行投資などを見込んでいる。
《TN》
提供:フィスコ