サイバーリンクス---2Q増収着地、各事業の売上は好調に拡大
サイバーリンクス<3683>は10日、2017年12月期第2四半期(17年1~6月)決算を発表した。売上高が前年同期比2.1%増の47.78億円、営業利益が同33.7%減の2.70億円、経常利益が同28.1%減の2.95億円、四半期純利益が同28.0%減の1.81億円となった。
ITクラウド事業の売上高は前年同期比10.8%増の28.12億円、セグメント利益は同52.6%減の1.47億円となった。主力サービスである流通食品小売業向け基幹業務クラウドサービス「@rms基幹」を始め、前期に合併により取得したクラウド型EDIサービス(Rexmart)を含むクラウドサービスの提供拡大により、流通業向けクラウドサービス分野の売上高が増加した。ただ、人件費増などの影響で利益は減少した。官公庁向けクラウドサービス分野については、「自治体情報システム強靭性向上モデル」に係る機器売上等があったものの、システム開発案件や工事案件の減少で増収減益となった。
モバイルネットワーク事業の売上高は前年同期比8.2%減の19.65億円、セグメント利益は同17.0%増の2.74億円となった。携帯電話端末販売台数は前年同期を下回ったものの、フィーチャフォンからスマートフォンへの切替、タブレット販売、ドコモ光(NTTドコモが提供するブロードバンドサービス)獲得など、重点項目の販売目標を達成することにより、キャリアからのインセンティブ収入の確保に努めた。
2017年12月期通期の業績予想については、売上高が前期比5.3%増の98.00億円、営業利益が同4.9%増の6.11億円、経常利益が同8.8億円増の6.40億円、当期純利益が同15.9%増の3.87億円とする期初計画と据え置いている。
《TN》
提供:フィスコ