トヨタが頑強な値動き、1ドル=110円台前半の円高にも抵抗力
トヨタ自動車<7203>が、為替の円高傾向にもかかわらず頑強な値動きをみせている。外国為替市場では1ドル=110円30銭近辺の推移となっており、110円台を割り込む円高にも警戒感が強まってきた。輸出株セクターでもとりわけ為替感応度の高い同社株にとって逆風が意識される場面だが、押し目買いが厚い。同社は18年3月期について営業利益段階で前期比2割減益の1兆6000億円を見込んでいるが、4~6月期は前期比7~13%程度の減益が市場のコンセンサスとなっている。通期想定為替レートは1ドル=105円だ。今週末4日に4~6月期決算発表を控えるが、コンセンサスの範囲内に収まった場合、売り方の買い戻しを誘発する可能性がある。
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)
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