トクヤマが大幅高、半導体向け多結晶シリコンに期待高まり優先株式の消却も材料視
トクヤマ<4043>が大幅高で5連騰、8.9%高の598円まで上値を伸ばし2009年10月以来約7年半ぶりとなる600円台回復が目前だ。同社が手掛ける多結晶シリコンは高水準の半導体向けシリコンウエハーの原料として引き合い旺盛。特に3次元NAND型メモリーの登場などで高純度な多結晶シリコン需要が喚起されており、同社の優位性が高まっている。財務面の改善も進んでいる。28日に銀行系ファンドから自社優先株式を216億円で取得し消却することを発表、これも大きく評価された。同日発表した18年3月期の業績予想についても、営業利益段階で9%減と前期72%増益と急拡大した反動を見込んでいるが、保守的で上振れ余地が意識されているもよう。
出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)