貸借
証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
日経平均株価の構成銘柄。同指数に連動するETFなどファンドの売買から影響を受ける側面がある
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5019 出光興産

東証P
1,030.5円
前日比
+20.0
+1.98%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
10.9 0.73 3.49 6.84
時価総額 14,351億円
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出光興産、住友化、保土谷化など有機EL関連高い、「iPhone」採用思惑で関連銘柄に継続的な資金流入

 出光興産<5019>が5日続伸で約3週間ぶりに昨年来高値を更新、住友化学<4005>、保土谷化学工業<4112>、ワイエイシイ<6298>なども上昇したほか、前日までの2日間で株価を約1000円切り上げたアルバック<6728>も利益確定売りをこなししっかり、有機EL関連株への継続的な資金流入が続いている。

 特定の有機物に電圧をかけると発光する有機ELは、ポスト液晶を担う次世代ディスプレーとしてのポジションをほぼ固めており、今秋にも投入される米アップルの「iPhone8」では初の有機EL採用が見込まれるなどで市場急拡大の兆しにある。2017年のスマートフォン用パネルに占める比率は液晶が7割強、有機ELが3割弱と予測されているが、急速に台頭する中国スマホメーカーの有機EL採用が進捗しているほか、iPhoneの次世代機種も採用となれば、この構成は有機EL増勢へと漸次変化を遂げていくことになる。

 また、テレビ向けでも有機ELの存在感がにわかに高まる方向にある。これまでは韓国LGが圧倒的シェアを有していたが、日本の大手電機メーカーも、画像が鮮明な大型有機ELテレビの発売に相次いで動き出していることで、市場が活性化する公算が大きくなっている。昨年12月に有機EL事業会社のJOLEDの子会社化に踏み切ったジャパンディスプレイ<6740>や、台湾・鴻海精密工業傘下で経営立て直しを図っているシャープ<6753>なども交え、関連銘柄へのマーケットの視線は今後一段と熱気を帯びることになりそうだ。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)

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