ミンカブ・ジ・インフォノイド <
4436> [東証M] が4月16日大引け後(15:40)に業績修正を発表。19年3月期の経常利益(非連結)を従来予想の1億5000万円→2億円(前の期連結は7100万円)に33.3%上方修正し、増益率が2.1倍→2.8倍に拡大し、従来の3期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。
※今期から非連結決算に移行。
株探ニュース
会社側からの【修正の理由】
当社は現在、金融・経済関連情報の提供に特化したB2Cのメディア事業及びB2B・B2B2Cのソリューション事業を展開しており、メディア事業における「みんなの株式」「株探」など当社が運営するメディアのユーザーベースを活用した広告収入や課金収入等の拡大、ソリューション事業における、テーマ情報、AIニュース、クラウドデータ提供、AIレポート、IVR、FX・CX情
»続く
報端末サービス等の初期導入、月額利用料等の拡大の双方により、効率性の向上を担保した再現性の高い収益の成長を目指しております。2019年3月期の業績は、主として2019年3月において予定していたメディア事業の広告収入や課金収入、ソリューション事業の初期導入が順調に推移し、継続的な月額利用料にかかる売上高も計画を上回ったことに加え、初期導入作業にかかる費用も効率的に推移した結果、EBITDA、営業利益、経常利益及び当期純利益につきましても、計画を上回る着地となる見込みになりました。また、当期純利益につきましては、2019年3月期年度決算の確定作業の中で、2020年3月期以降の繰延税金資産を算定中であることから、これによる影響を見込んでおりません。当社の継続的な利益成長体制の構築によるこれら繰延税金資産の認識により、開示基準にかかる当期純利益の変動がある場合は、見込数値を認識後速やかにお知らせいたします。 本業績予想修正にかかる具体的な要因については、以下のとおりであります。(売上高)(1) メディア事業メディア事業の売上高については、当社メディアの利用者数の継続した拡大と利用者の利便性の向上施策の継続に加え、2018年3月期にサービスを開始した、課金サービス「株探プレミアム」や暗号資産情報サイト「みんなの仮想通貨」の通期寄与を受け堅調に推移いたしました。これらの結果、メディア事業の2019年3月期の売上高計画は修正前計画の950百万円に対してほぼ予定通りの着地となる見通しであります。 (2) ソリューション事業ソリューション事業の売上高については、月額利用料型で提供するテーマ、AIニュース、クラウドデータ提供、AIレポート、IVR、FX・CX情報端末サービスなどの既存商材の拡販、及び2019年3月期より提供を開始した保険ロボアドバイザーの地銀向け提供や、上場企業の情報を低価格で取得・分析・報告できるリアルタイム情報サービス「MINKABU Corporate-Cue」等の新規商材を含む継続したストック型の売上高が750百万円の修正前計画に対して780百万円(修正前計画比4.0%増)となる見通しであります。期ずれのリスクのある2019年3月の初期導入費やデータ販売などの一時売上高は、新規獲得300百万円の修正前計画に対し概ね計画通り進捗し、ソリューション事業の売上高は、修正前計画の1,050百万円に対して1,080百万円(修正前計画比2.9%増)となる見通しであります。これらの結果、2019年3月期の当社売上高は2,000百万円の修正前計画に対して2,030百万円(修正前計画比1.5%増)となる見通しであります。(売上原価、売上総利益)売上原価は、ソリューション事業における開発環境整備のためのシステム共通基盤投資に伴う、減価償却費、システム運用費、データ取得原価を中心とした固定費の効率化により、1,116百万円の修正前計画に対して1,096百万円の見通しであります。これにより、2019年3月期の売上総利益は、884百万円の修正前計画に対して934百万円となり50百万円の増加(修正前計画比5.7%増)の見通しとなりました。販売費及び一般管理費は、ほぼ計画どおりの着地を見込んでおり、2019年3月期の営業利益は、修正前計画の200百万円に対して250百万円(修正前計画比25.0%増)の見通しであります。またこれに伴い、2019年3月期の経常利益は、修正前計画の150百万円に対して200百万円(修正前計画比33.3%増)の見通しであります。当期純利益は、修正前計画の140百万円に対して190百万円(修正前計画比35.7%増)の見通しであります。当社は、主としてストック型の売上高構成とその成長を継続しており、費用面では固定費中心の事業運営を進めております。このため、売上高の上昇に伴って、効率性が向上する現在のビジネスモデルとなっておりますが、継続した成長の実現に向けたシステム投資を継続し、提供するサービスの拡充ならびに質の向上を目指しております。このため、経営陣では、EBITDAの成長を重要視しております。2019年3月期のEBITDAは、441百万円の修正前計画に対して491百万円(修正前計画比11.3%増)の着地となる見通しであります。(注)上記の予想は本資料の発表日現在における入手可能な情報に基づいて算出しておりますが、実際の業績は今後の様々な要因により、予想数値とは異なる結果となる可能性があります。
業績予想の修正
決算期 |
売上高 |
営業益 |
経常益 |
最終益 |
修正 1株益 |
修正 1株配 |
発表日 |
旧 18.10-03 |
1,098 |
126 |
78 |
95 |
7.34 |
0 |
19/03/19 |
新 18.10-03 |
1,128 |
176 |
128 |
145 |
13.05 |
0 |
19/04/16 |
修正率 |
+2.7 |
+39.7 |
+64.1 |
+52.6 |
+77.8 |
|
(%) |
決算期 |
売上高 |
営業益 |
経常益 |
最終益 |
修正 1株益 |
修正 1株配 |
発表日 |
旧 2019.03 |
2,000 |
200 |
150 |
140 |
10.81 |
0 |
19/03/19 |
新 2019.03 |
2,030 |
250 |
200 |
190 |
17.1 |
0 |
19/04/16 |
修正率 |
+1.5 |
+25.0 |
+33.3 |
+35.7 |
+58.2 |
|
(%) |
※単位:売上高、営業益、経常益、最終益…「百万円」。修正1株益、修正1株配は「円」。率は「%」
※最新予想と従来予想との比較
今期の業績予想
決算期 |
売上高 |
営業益 |
経常益 |
最終益 |
修正 1株益 |
修正 1株配 |
発表日 |
予 18.10-03 |
1,128 |
176 |
128 |
145 |
13.1 |
0 |
19/04/16 |
前年同期比 |
- |
- |
- |
- |
- |
|
(%) |
決算期 |
売上高 |
営業益 |
経常益 |
最終益 |
修正 1株益 |
修正 1株配 |
発表日 |
連 2017.03* |
1,545 |
- |
-85 |
-1,408 |
-153.1 |
0 |
- |
連 2018.03* |
1,681 |
- |
71 |
-200 |
-18.2 |
0 |
- |
単 予 2019.03 |
2,030 |
250 |
200 |
190 |
17.1 |
0 |
19/04/16 |
前期比 |
+20.8 |
- |
2.8倍 |
黒転 |
黒転 |
|
(%) |
※最新予想と前期実績との比較。予想欄「-」は会社側が未発表。
※上記の業績表について
- ・「連」:日本会計基準[連結決算]、「単」:日本会計基準[非連結決算(単独決算)]、「U」:米国会計基準、「I」:国際会計基準(IFRS)、「予」:予想業績、「旧」:修正前の予想業績、「新」:修正後の予想業績、「実」:実績業績、「変」:決算期変更
- ・[連結/非連結]決算区分の変更があった場合は、連続的に業績推移を追えるように、連結と非連結を混在して表示しています。連結と非連結が混在しない場合は、「連」「単」表記は省略します。
- ・決算期表記後の「*」は上場前の決算を示し、2018年以前に新規上場した銘柄では1株あたりの項目は株式分割などによる換算修正は行っていません。
- ・前期比および前年同期比は、会計基準や決算期間が異なる場合は比較できないため、「-」で表記しています。
- ・米国会計基準と国際会計基準では、「経常益」欄の数値は「税引き前利益」を表記しています。
- ・業績予想がレンジで開示された場合は中央値を表記しています。
【注意】「決算速報」「個別銘柄の決算ページ」で配信する最新の業績情報は、東京証券取引所が提供する適時開示情報伝達システム(TDnet)において、上場企業が公表する決算短信と同時に配信されたその企業自身の作成によるXBRL(企業の財務情報を電子開示するための世界標準言語)に基づいたデータをそのまま使用しています。同一の会計基準内で規則変更が行われた場合については、変更は考慮せずに比較を行っています。また、業績予想がレンジで開示された場合はレンジの中央値を予想値として採用しています。なお、この配信されたデータには、新興企業を中心に誤ったデータが配信される場合が希にあります。投資判断の参考にされる場合は、より正確な決算短信のPDFファイルを併せてご確認くださいますようお願いします。