Arent:建設業界のDXニーズは他業界以上に強い
Arent<5254>は建設業界のDXを加速させるために、共創でSaaSを開発する。クライアントの課題を把握し、モデル化・実装まで一気通貫でDX(デジタルトランスフォーメーション)を推し進めるためのソフトウエア開発及びサービス提供を行っている。
同社グループの強みの一つである「3Dを核としたシステム開発の技術力」を活かし、パートナー企業の業務効率化を実現する高品質なプロダクトの共創開発に注力している。これまでにプラントエンジニアリング大手の千代田化工建設株式会社と共創した空間自動設計システム「PlantStream」や、空調設備工事大手の高砂熱学工業株式会社と共創した建設業務プロセス全体を効率化する9つのSaaS群「PLANETS」を開発した実績を有す。業界ニッチな課題を解決しているからこそ獲得できるノウハウや技術を有した上で、アジャイル型の開発が可能なことが同社の特徴であり、高い競争力を有し営業利益率は約40%と高い。
23年6月期までの2年間で売上高は約3倍、営業利益は4倍超となる成長を実現し、24年6月期業績についても、売上高は前期比48.5%増の3,002百万円、営業利益が同61.3%増の1,142百万円を計画しており、高成長が続いている。人手不足などにより建設業界のDXニーズは他業界以上に強く、引き続き力強い業績成長が期待される。
《NH》
提供:フィスコ