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【材料】アルファベット、再生可能エネルギーのインターセクト・パワー社を買収=米国株個別

(NY時間12:12)(日本時間02:12)
アルファベットC<GOOG> 310.68(+2.07 +0.67%)
アルファベットA<GOOGL> 309.24(+2.08 +0.68%)

 アルファベット<GOOG><GOOGL>は、再生可能エネルギーのインターセクト・パワー社を、既存債務を含めて現金約47.5億ドルで買収することで合意した。これは、AI向けデータセンターの拡張を大幅に進めるための、同社として最大級の買収案件の1つとなる。

 月曜日に発表されたこの取引は、AIの普及などを背景に数十年ぶりに電力需要が急増する中、老朽化した米国の送電網が対応に苦慮する状況下で、グーグルのデータセンター向けに十分な電力を確保することを目的としている。
 グーグルは昨年、データセンターに隣接する大規模発電所を共同建設する提携を通じて、インターセクト社に出資していた。グーグルおよびアルファベットのピチャイCEOは声明で、「インターセクトはデータセンターの負荷増加と歩調を合わせて新たな発電能力を機動的に構築することを可能にし、米国のイノベーションとリーダーシップを支えるエネルギーソリューションを再構築する助けになる」と述べた。

 投資ファンド大手TPGが支援するインターセクト社は、太陽光発電や蓄電池プロジェクトなど、大規模データセンター向けのクリーンエネルギーに注力しており、キンバーCEOがエネルギーのディズニーランドと呼ぶテキサス州で、ハイパースケーラー向けの巨大施設を積極的に提案してきた。

 同社は米国で運用中または建設中のエネルギー資産を約150億ドル保有。取引の一環としてアルファベットは、すでにグーグルと契約済みの開発中資産を含むインターセクトの電力開発プラットフォームとチームを取得する。一方、インターセクトはグーグルとは別ブランドを維持し、引き続きキンバーCEOが率いる。

 テキサス州やカリフォルニア州にある、他の顧客向けに契約されている運用中または開発中の資産は今回の買収対象には含まれず、TPGライズ・クライメートはそれらの資産の持分を維持する。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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