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【材料】ハネウェルが軟調 ガイダンスを下方修正=米国株個別

(NY時間10:02)(日本時間00:02)
ハネウェル<HON> 197.96(-1.15 -0.58%)

 コングロマリットのハネウェル<HON>が下落。取引開始前に10-12月期(第4四半期)および通期ガイダンスの修正を公表した。今回の修正は、10月30日にスピンオフが完了したアドバンスト・マテリアルズ事業を非継続事業として再分類したことを反映したもの。

 25年の通期売上高見通しを375-377億ドルとし、従来の407-409億ドルから下方修正したほか、1株利益の見通しも9.70-9.80ドルと、従来の10.60~10.70ドルから下方修正した。

 第4四半期は1株利益が2.48-2.58ドルと、従来の2.52-2.62ドルから引き下げられた。フリーキャッシュフロー(FCF)の見通しも48-52億ドルとされ、従来の52-56億ドルから下方修正。一方、通期の既存事業売上高の伸びは約6%に据え置いている。

 同社はまた、フレックスジェットを巡る和解により約4億7000万ドルの現金流出が見込まれるほか、第4四半期に航空宇宙テクノロジー部門で一時費用を計上する予定。これによりGAAPベースの売上高は約3億1000万ドル減少し、営業利益も約3億7000万ドル押し下げられる見通し。

(10-12月・第4四半期見通し)
・1株利益(調整後):2.48~2.58ドル(従来:2.52~2.62ドル)
・既存事業売上高:約6%増に据え置き
・FCF(調整後):48~52億ドル(従来:52~56億ドル)

(通期見通し)
・1株利益(調整後):9.70~9.80ドル(従来:10.60~10.70ドル)
・売上高:375~377億ドル(従来:407~409億ドル)
・FCF:48~52億ドル(従来:52~56億ドル)

【企業概要】
 エネルギー・セキュリティ・生産性など、世界の重要な課題に取り組む技術を発明・商業化する。物理的な製品とソフトウェアを融合させ、航空宇宙製品とサービス、企業向けのエネルギー効率の高い製品とソリューション、先端材料、建物や産業向けの生産性・センシング・セキュリティ技術などを提供する。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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