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【材料】リビアンが急反発 前日の下落から一転、年初来高値更新=米国株個別

(NY時間12:03)(日本時間02:03)
リビアン<RIVN> 18.97(+2.54 +15.43%)

 電気自動車(EV)のリビアン<RIVN>が急反発しており、前日の下落から一転し、年初来高値を更新している。前日はのAI・自動運転の説明会を受けて売りが強まっていた。同社は、将来の車両における自動運転機能強化に向けた取り組みの一環として、エヌビディア<NVDA>製の技術に代わる自社開発のAIチップを発表した後に売りが強まっていた。

 同社は、今後投入予定のR2スポーツ・ユーティリティ・ビークルに「リビアン・オートノミー・プロセッサー1」チップと新たなLiDARセンサーを搭載し、将来的に自動運転機能を提供する体制を強化する計画を示していた。

 これに対して本日アナリストは、「同社のAIとの垂直統合への注力は方向性として妥当で、競争上の堀を強化する」と評価。既存メーカーへのAIシステムのライセンス提供は潜在的な収益源になり得ると指摘している。

 また、別のアナリストは「イベントの表面上は新技術やプラットフォームの話題だったが、米国のEV販売環境の厳しさや収益化までの長い道のり、規制変更を背景に、同社がAV及びAI能力により重心を移している点が最大の示唆だ」と分析している。

【企業概要】
 電気自動車(EV)と車両のライフサイクル全体に対応するソフトウェアおよびサービスを開発・製造・販売する。電動ピックアップトラックや電動SUVなどの米国製の車両は、消費者や商業顧客に直接販売される。再マーケティング、車両の修理とメンテナンス、充電、資金調達などのサービスも提供。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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