【材料】<動意株・28日>(大引け)=くすりの窓口、サークレイスなど

サークレイス<5029>=切り返す。27日の取引終了後、同社とパソナグループ<2168>が、AIエージェントとBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)サービスを組み合わせた新たなサービスの提供を開始すると発表。今後の収益貢献を見込んだ買いが優勢となったようだ。新サービス「AIO」では、パソナGが企業側から顧客からの問い合わせ対応業務に関するBPOサービスを受託した際に、サークレイスが事業計画にあわせて業務分析や業務フローの再設計を進め、AIエージェントを導入。生産性の向上と、企業側の顧客満足度の向上につなげる。
フィードフォースグループ<7068>=急速人気化。中段もみ合いを上放れる動きをみせている。デジタルマーケティングの領域で関連ツールを提供し、ネット広告分野では更新システムなど支援ビジネスを展開する。27日取引終了後に25年5月期第3四半期(24年6月~25年2月)の決算を発表、営業利益は前年同期比28%増の11億3000万円と好調だった。SaaS事業が好調で全体収益に貢献している。特に直近四半期の12~2月期でみると営業利益は前年同期比95%増と2倍近い伸びを示しており、これが株価を強く刺激している。
QPS研究所<5595>=3日ぶり反発。27日取引終了後、過去に獲得した大型受注の内容に変更が生じたと発表した。宇宙航空研究開発機構(JAXA)から受注した「軌道上エッジコンピューティング技術の軌道上実証研究」について、受注金額が1億7400万円から13億7700万円に大幅に増加した。これが買い材料視されている。同実証研究における衛星の打ち上げ実施計画に関し、JAXAとの調整が完了したため、その実施条件を反映したという。研究期間は2026年9月まで。なお、今後の業績に与える影響は現在精査中とした。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:MINKABU PRESS