【特集】アルファパーチェス Research Memo(2):購買・役務代行を主力に事業を展開

■会社概要
1. 会社概要
アルファパーチェス<7115>は2000年11月に米国の投資ファンドであるリップルウッドを中心に設立されたが、2008年のリーマンショックで筆頭株主が日本を撤退した時に、他の主要株主の分を含め、現在の筆頭株主であるアスクル<2678>が株式を買い取った。現在の主力事業は、「購買・役務代行」であり、事業セグメントとしては、設備・機械の修理用備品やオフィス備品などの間接材購買プラットフォーム「APMRO」及び「無限カタログ」を運営する「MRO事業」と商業施設のメンテナンスなどを行う「FM事業」を2本柱としている。東京都港区に本社を置き、2024年12月期の売上高は55,952百万円、期末従業員数は264名となっている。
2. 沿革
同社は2000年11月に、企業向けMRO(間接材・副資材)提供会社として、米国の投資ファンドであるリップルウッドを中心に設立された。その後、主力事業を拡大するのに加えて、2006年にはファシリティマネジメント事業の拠点として、東京都千代田区神田に24時間対応のオフィスを開設した。その後、リーマンショックにより筆頭株主のリップルウッドが日本から撤退したのに伴い、主要株主がアスクルに交代した。その際、会社分割を用いた新旧会社分離方式で、法人格を変更した。
株式については、2022年12月に東京証券取引所スタンダード市場に上場した。現在は、アスクルが62.43%所有する筆頭株主となっており、アスクルの連結子会社でもある。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
《HN》
提供:フィスコ