【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):大末建、西菱電機、オプティマス

大末建設<1814>が動意。新興運用会社のfundnote(東京都港区)がきょう付で関東財務局に提出した大量保有報告書(特例対象株券等)で、大末建株の保有割合が6.21%と新たに5%を超えたことが判明。保有目的は「投資信託契約に基づく運用を目的として保有するもの」としている。報告義務発生日は3月14日。これが買い材料視されたようだ。
■西菱電機 <4341> 820円 +49 円 (+6.4%) 本日終値
西菱電機<4341>が後場急上昇。午後2時ごろ、未定としていた25年3月期の期末一括配当予想を23円(前期40円)にすると発表しており、好材料視された。同時に配当方針の変更を発表しており、DOE(連結株主資本配当率)1.5%程度、または連結配当性向40%台のいずれか高い方を目安に配当金額を決定するとしている。
■オプティマスグループ <9268> 380円 +20 円 (+5.6%) 本日終値
オプティマスグループ<9268>が6連騰。同社は18日の取引終了後、オーストラリアの子会社が同国ニューサウスウェールズ州の自動車ディーラーであるMcCarroll Motors社の自動車販売事業を取得すると発表。これを手掛かり視した買いが入ったようだ。取得価格は非開示。オーストラリアでの地場優良ディーラーのM&A推進の一環として実施し、同国でのサービス網の拡充につなげる。
■オンコリス <4588> 765円 +37 円 (+5.1%) 本日終値
オンコリスバイオファーマ<4588>が大幅反発。18日の取引終了後、開発中の腫瘍溶解ウイルス療法「OBP-301」(テロメライシン)に関して、厚生労働省の諮問機関であるPMDA(医薬品医療機器総合機構)と先駆け総合評価相談を開始したと発表しており、好材料視された。先駆け総合評価相談は、承認申請に先駆けて「臨床」「品質」「非臨床」「GCTP(再生医療等製品の製造管理及び品質管理の基準)」「信頼性」の評価を受けることで、円滑な優先審査の実現を目指すシステム。なお、食道がんを最初の適応とする再生医療等製品としての承認申請は25年12月期に行うとしている。
■ヤギ <7460> 2,130円 +100 円 (+4.9%) 本日終値
ヤギ<7460>が続伸。18日の取引終了後、配当予想の修正を発表し、好感されたようだ。期末一括配当予想を従来の見通しから12円増額し90円(前期比27円増配)に見直した。今期の業績が計画に沿って推移し、最終利益が過去最高を更新する見込みであることなどを踏まえて配当予想を引き上げた。
■デジタルプラス <3691> 788円 +35 円 (+4.7%) 本日終値
デジタルプラス<3691>が大幅高。同社は18日、子会社のデジタルフィンテックが運営する「デジタルギフト」の株主優待ギフトにおいて、暗号資産株主優待の提供を開始すると発表。これを材料視した買いが入ったようだ。ビットコインやイーサリアムなどの暗号資産に対応。資産価値の向上の可能性の高い暗号資産を、デジタルギフトでの株主優待を通じて受け取ることができる仕組みを提供する。
■ジェイリース <7187> 1,420円 +50 円 (+3.7%) 本日終値
ジェイリース<7187>が3日続伸。18日の取引終了後、神戸電鉄<9046>と保証業務協定を締結し、神電鉄が管理する不動産を対象に事業用賃料保証サービスの提供を開始したと発表しており、好材料視された。これにより、テナントとなる申し込み事業者のスムーズな入居や入居後の安定した事業運営と、神電鉄の賃貸管理運営の安定化に寄与するとしている。
■フジオーゼックス <7299> 1,450円 +49 円 (+3.5%) 本日終値
フジオーゼックス<7299>が後場終盤になって急上昇。午後3時ごろ、25年3月期の連結業績予想について、営業利益を20億円から24億円(前期比47.5%増)へ、純利益を9億5000万円から15億円(同22.3%減)へ上方修正し、あわせて期末配当予想を30円から32円へ引き上げたことが好感された。売上高は250億円(同6.9%増)の従来見通しを据え置いたものの、全社原価改善活動などの効果が発現し営業利益を押し上げるほか、欧州顧客との取引終了に際し、在庫費用の補償費用を受領することで合意し特別利益を計上することが要因としている。なお、年間配当予想は52円となり、前期実績に対して実質増配となる。また同時に、上限を10万7000株(発行済み株数の1.03%)、または1億5000万円とする自社株買いを実施すると発表しており、これも好材料視されている。取得期間は4月1日から5月30日までで、資本効率の向上と経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行を可能とするためとしている。
■Waqoo <4937> 1,086円 +29 円 (+2.7%) 本日終値
Waqoo<4937>が続伸。午前11時ごろ、100%子会社セルプロジャパンが医薬品卸売販売業許可を取得したと発表しており、好材料視された。医薬品卸売販売業許可は、医薬品を薬局や医療機関、製薬企業などに多岐にわたり販売することができる業態許可。セルプロジャパンは、再生医療関連ビジネスを中心に展開し、主に幹細胞を活用した新たな治療法や各種製品などの研究・開発に取り組んでおり、医薬品卸売販売業の許可を取得したことで、自社の製品・サービスに加えてこれまでに取り扱いのない既存の医薬品などをラインアップに加えることが可能になる。
■高島 <8007> 1,357円 +36 円 (+2.7%) 本日終値
高島<8007>は後場も堅調な動き。午後1時30分ごろ、上限を10万株(発行済み株数の0.58%)、または1億円とする自社株買いを実施すると発表したことが好感された。取得期間は3月21日から4月30日までで、株主還元及び資本効率の向上と経営環境に応じた機動的な資本政策を遂行することが目的という。
●ストップ高銘柄
アウンコンサルティング <2459> 320円 +80 円 (+33.3%) ストップ高 本日終値
サトウ食品 <2923> 7,850円 +1,000 円 (+14.6%) ストップ高 本日終値
など、7銘柄
●ストップ安銘柄
エコモット <3987> 510円 -100 円 (-16.4%) ストップ安 本日終値
以上、1銘柄
株探ニュース